「自分の好きなスタイル」で作る、をお手伝いします。
-- 中沢美恵子さん
カラコレス誕生からまもなくの頃、週刊長野の広告を見て教室を訪れた中沢さん。
「畑でとれるような花とは違う雰囲気の、輸入花材が一目で気に入って」サロン開校集中コース(短期集中コース)に入ります。
当時のカラコレスは「朝から晩までいつでもOKで、私も朝から夕方まで作り続けたり、みんな、そういう感じでした」。一緒に熱のこもったレッスンに励んでいた仲間には、現在講師の山岡さんや永田さんもいました。
中沢さんのお気に入りは「キンキン・ラメラメでインパクトのあるもの」。リボンも赤などの原色使いが得意。ただ、今は、いかにもカラコレスというシックなカラーの魅力も再確認し「方向転換しようかな」という気持ちもあるということですが、実は中沢さんがカラコレスに復帰したのはなんと4年ぶりなのです。
サロン開校集中コース(短期集中コース)を終えてアシスタントも務めていたものの、介護関係の仕事が忙しくなり、中断を余儀なくされました。その後お母様の介護をきっかけに仕事を辞め、その介護も終了して、体力的にもきつい職場には、パートとして戻り、カラコレスにも戻ることができたのです。
4年ぶりにみたカラコレスの感想は「アートスクールになっただけあって、作品に芸術的な要素が濃くなったように思います」。研究コースに所属しながら、アシスタントにも復帰し、4月からのながの東急カルチャースクールでも講師の1人としてお手伝いすることになっています。
「仕事だけではうるおいがないので、常に何かをやっていたい」という中沢さん。これまでもカントリードールを店で販売するなど、趣味の域をこえた作品作りをしてきました。
アシスタントとして教える立場になって感じることは「自分の好きなスタイル」を大事にしてほしいということ。もちろんこれはカラコレスの一番大切にしている基本的姿勢なのですが、中沢さんには「葉っぱ1枚から先生の指示通りにおいていくという、よくある練習の方法ではなく、自分の好きにやることがそのまま受け入れられる」という経験が、いかに自分を肯定する意味で貴重なものであるかを感じてきた経緯がありますから実感がこもっています。
「見本と同じものを作らない」「自分の好きに」というカラコレス方式で「その人の個性を大事にするレッスンをしたい」と抱負を語ってくださいました。