




コペンハーゲン通信 5 久々の復活です!
コペンハーゲンでのアパートのこと。 リビングの古いキャビネットにクロスをしまおうとして、引き出しを出したところ、閉まりません。
のぞいてみると、なんと引き出しの底が抜けて板がずれているではありませんか。 昨日や今日抜けたのではなく、ずっと板を抑えながら使っていたのがわかりました。 はずれた底板が引っかかってしまらなくなっているのでした。
古いものを大切にするとは、かなりの強い意志で不便さと共存していく事と実感しました。またそこには「コツ」があることも・・・。
一ヶ月の滞在中、何度もこの引き出しを開け閉めしているうちに、扱いが上手になっていることに気付き、「何事も慣れだわ!」・・と妙な感心をする私。 でもこんな時、日本の箪笥の、「ひとつ閉めれば、自然と他の引き出しが前に出てくる」きっちりした職人仕事が懐かしくなるのでした。
一方、デンマークに出かける度に、私が感動して眺めているものに「とてもきっちりしたつくり」のベビーカーがあります。 乳母車といったほうがぴったりくる、濃紺や黒の厚手の生地でできたしっかりとしたものです。 寒く厳しい冬がくるからでしょう。赤ちゃんの頭からつま先までを包み、ホロも頑丈そう。 真冬や雨の日には厚いビニールのカバーが掛けられ、風雨を防いでくれますし、ゴムの大きなタイヤも、石畳の衝撃を吸収して快適そうです。
コペンハーゲンの街にはこの大きなベビーカーがとても目立ちます。 昨年の夏の滞在時には、おもちゃのような同色の日傘や、黒いレースの日よけを掛けたベビーカーをたくさん目にしました。そこには必ずお人形のような赤ちゃんが乗っていて、気持ちよさそうにお昼寝していたり、起きてニコニコ座っていたり・・・。
我が家のこどもたちも大喜びで、「かわいい!!」を連発。
双子用のも充実している様子です。 お店で10万近い値のつけられたベビーカー(しかもバーゲンの特価!)を目にして、そのつくりのよさに納得しました。 コペンハーゲンのシックなベビーカーは、街にもとけあい、お母さんたちをよりおしゃれに見せるのに一役買っているようでした。
(もちろん、パパとベビーカーの組み合わせも、この国では非常に多いことをお伝えしておきます。)
カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表
坂本裕美

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