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夏のムシキング悲話

とってもにおいに敏感な友人がいる。着ている服の繊維がどの国で織られたものか嗅ぎ分けることが出来る。(・・・時もあるらしい)
「これは中国じゃない、インドネシアだ!」とか・・・。洗濯した後でもわかると言うのだから驚愕の臭覚。


あるとき夫が、仕事場であるビルの壁についていたと、カブトムシを捕まえて持ってきた。
少々小さめではあるが、角もしっかりしているオスのカブトムシ。

大喜びの長男に「明日虫かごを買いに行こうね」と約束し、目が大きめのかごにとりあえず虫用のゼリーと一緒に入れておいた。

翌朝見ると・・・みごと脱走。小学生の長男と家中探し回ったが見つからない。

そこへ例のにおいキャッチの友人がやってきた。

「・・・かぶとむしの匂いがする!」と言うので事の次第を話す。

「大丈夫まだ生きてる。だって生きてるカブトムシの匂いするもの」
彼女が言うには、死んだカブトムシはもう匂わないのだそうだ。

「クンクン・・こっち、こっち、2階にいる」麻薬犬さながらの彼女のあとについて2階へ。レッスン室にいるというのでついていくが、今日はレッスンはお休み。「カサッ」とも音がしない。

結局カブトムシは見つからず、お食事用のゼリーだけが一食食べられただけでむなしく残ってる。

「もう外に出てっちゃったんじゃない?」と私。
「そんな事ない、絶対に家の中にいるよ、だって匂いするもの」と彼女。

そのあと何回かやってきた彼女は、来るたび「クンクン・・・、カブトムシまだ生きてるよ。」と断言。そのたびに「そんなわけないじゃない、もう家の中にいないってば」と私。

脱走から3ヶ月たったある日。
私はキッチンのガスコンロからはみ出すくらいの大きなシチューパンで、何かを茹でていた。(そのあと起こったあまりにショッキングな出来事に、料理の中身を覚えてない!)

コンロからなべをはずそうと、両手で持ち上げたとき、受け皿の中にある黒いちいさなものが視界に入った。「・・・・・・・。」

両手で持ち上げたまま、近くにいる長女を呼んだ。「・・ねえ、これって・・・」
メガネをかけなおした長女が間近でじっと見た後は、悲鳴!

そう、そこには炭化したカブトムシがいたのだ。

なんと彼は3ヶ月の間誰にも見つからずに生きていたのだ。
コンロの中にたまたまいたところを熱くなって出てきたが、シチューパンが大きくて逃げられなかったみたい。かわいそうに3ヶ月も逃走生活をしていたのに・・・。


それはそうと、においキャッチの友人の実力の程が実証された。
相変わらず彼女は、参観日に来てるお母さん達の香水の種類をこっそり嗅ぎ分けたりしているらしいが、「こんなにすごい能力なのにあまり日常生活に役に立たない」とこぼしている。確かに・・・。


カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表 坂本裕美

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