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隙(スキ)が生み出す「〜らしさ」

数年前家を改築したついでに、小さな庭の犬走りをレンガ敷きにした。
業者さんにこんな感じでとイメージを伝える。
実際の工事になりほんのちょっといやな予感・・・。メジャーが活躍している。
案の定、出来上がりはレンガとレンガの間がきっちり計測され、コンクリートで固められた寸分たがわぬ均等な平面。
これはこれでもちろん完璧な仕上がり。非の打ち所がない。

だけどどこかちがうのよね・・・。

私のイメージしていた「完璧」とは全体の中に隙がある空間。
レンガとレンガの間は均等ではなく、多少の高低差は気にしない。
レンガの角なんか欠けていても大丈夫。それでいて統一感のある。
しかも今の完成形がずっと続くわけではなくて、時間とともに古びて行くのが感じられて美しい・・・何とわがまま。
これをきちんと言葉にしなかった私がいけない。

レンガをひとつずつきちんと貼る作業では私の思い描く完成は得られないみたい。
部分の単純なつみかさねが全体の美しさを形作るわけではないとわかった。

私たちの手がけているドライアートのアレンジも同じではないかと思う。
一つひとつの素材をワイヤリングしているとき、まだそこには何も見えてこない。

ていねいに下ごしらえした素材を組み合わせてゆくとき、そこに隙が生まれる。
言い換えればギャップとも・・・。

隙は色々なところから生まれる。素材の質感からも、組み合わされた際の配置からも、隣同士になったものの色合いのずれからも。
また作っている本人の個性やその日の気分からも。
あるときはハプニングから生まれ、またあるときは計画通りに生まれる。

部分だけ見ていては決して伝わらないものが、全体から伝わってくる。
それが「〜らしさ」と言えるものかなと思ったりする。
「らしさ」のある作品は柔らかい。

同じことをこんなときにも感じる。
北欧のお洒落でモダンな家具が、一部の隙もない真新しいショールームで飾られるとき。
素敵だけど、はまりすぎてなんだか重く感じてしまう。
100年もの時代を経た石の床や木の壁やレンガの町並みや石畳・・・背景がこう変わったとたん一段と存在感を増すような気がする。

たぶんこれもギャップが生み出す「〜らしさ」かと思う。

カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表 坂本裕美


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