




「私にはこうなりたいっていう夢がないことがわかった。」
友人がしみじみ?口にした。
「『夢をかなえるゾウ』と言う本を読んで、
そのあと小栗旬の演じる同じドラマを見たらはまっちゃったの。
そこで言われてること1ヶ月やってるの。
たとえばトイレを毎日きれいに掃除する、とか
人の成功を助けるとか・・・」
「夢をかなえるゾウ」はベストセラーでざっと読んだ。
テレビはほとんど見ないし、
今見てるドラマが唯一「ブラッディ・マンデイ」の私には
そのドラマのことはわからないが、彼女はとにかく感化されたのだ。
「でね、1ヶ月続けても何も起こらないの。
そのうちに、私にはこうなりたいっていう夢がないことに気が付いたの。
だから何も変わらないんだって。
私何のためにこんなことしてるんだろうって・・・」
「もう夢がかなっているんじゃないの?」と私。
私から見た彼女はきちんと自分の枠を意識して持っていて
仕事もその枠からはみ出さないようにコントロールしているし、
多趣味の一つひとつもプロ顔負け、家事も育児もそつなくこなす有能な女性。
「ていねいに暮らす」を体現するとしたら、彼女のようになるのではないかと
日ごろ思っている。バランスの悪い私とは雲泥の差なのだ。
だから、彼女が「夢を〜」に感化されて動いたことが意外だった。
「こうなりたいという夢はなくても、
こうありたいという状況はかなっているのかもね。
それに気づくのに1ヶ月も掛かったんだ、私」と彼女。
「夢」って「幸せの青い鳥」のようなイメージかな。
「今」の延長にあるような気がする。
「今」の自分にかけらもないことを「夢」に持ってくるのは
虫が良すぎるようで気が引ける。
さてでは「あなたの夢は?」と問われたら・・・
やっぱり「今の継続」って答えるんじゃないかな。
がんばってお客様に高い付加価値を提供して、小さいながらも雇用も創出して、
次への挑戦をちょこっとずつして・・・この循環を継続すること。
「こうなりたい」ではなくて「こうあり続けたい」と望むのは、
私もその友人と一緒みたい。

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