実はこれインド菩提樹の葉っぱなのです。 今回ご紹介するのは、この菩提樹の葉を葉脈だけに加工した スケルトンリーフ。 いろいろに染めた超極細のレース糸で編んだような繊細さが魅力で、作品に軽やかさを出す重要アイテムです。 こんなステキな素材なのに、アレンジで使うのは苦手、という方が多いのはちょっと残念。 葉脈だけにした繊細な加工の上、プレスしてあるのではかなく壊れやすいのが一因と思われますが、 いかがですか? でも、カラコレスのデザインに登場頻度が高いのは、わたしが好きだから! 柔らかな軽さを出すのに羽毛を用いるとちょっと品が落ちてしまう。 甘すぎず、軽やかさを表現できる素材としては最高です。 繊細な素材ほど扱いがこわごわになりがちです。 プレスされたスケルトンリーフにタックを寄せて、ワイヤーで足をつける。 このときにソロソロと時間をかけてワイヤリングすると・・・葉っぱが粉々に、 なんてことになってしまいますから、繊細なものほど 短時間で処理する事。これは重要なポイントです。 大きなひだを寄せるつもりで、一気にプリーツを作ってしまいましょう。 「ていねいな処理」がイコール「時間をかけること」ではないのです。 集中力が物を言う瞬間です。 今回はこのスケルトンリーフを20枚、バラの周囲にあしらったブーケをご紹介します。 この素材が苦手な人にはもうたまらないレッスンですね。 でもこの上質なエレガントさは他の素材では演出できないものでしょう。
材料はプリザーブドローズ、スケルトンリーフ、ポプラ、カシュリナ、アートボール、ワイヤーリボン、ワイヤー、テープ