初心者でも安心 プリザーブドフラワースクール カラコレス 長野教室

　樋口さんはカラコレスのアシスタントですが、お話からうかがえたのは、むしろ裏方仕事を楽しんでいる様子でした。｢周囲から『子供は、子供は』と言われる環境から逃れたくてカラコレスのレッスンを始めた｣という、少々変わった動機がきっかけでしたが、｢手に職を｣の目的通り、ディスプレイのアシスタントや講師、そして教材用花材のパッキングなど、子育てと上手に両立させた仕事ぶりです。

カラコレスがコウノトリ？！
　今では、もうじき３歳のお子さんのお母さんになっている樋口さんですが、レッスンを開始した4年前は子供に恵まれずに逡巡している状況でした。ところが、ほどなくレッスン中に｢子供ができなくて医者に通っているの｣と言う仲間について治療を始めることに…。そして、めでたく息子さんに恵まれることに…。
　｢プリザーブって何かも知らず、ただハマッてしまった｣というカラコレスとの出会いですが、こんな幸運への導きだったのかもしれません。
　出産後は1年間のブランク。自分では心配していたものの、子供がいることがハンディにならないことを知り、親に預けて樋口さんはカラコレスの仕事に復帰します。

主婦だけど、仕事の緊張も
　樋口さんにとっての大きなメリットは、自宅でできる仕事は持ち帰ることができるという、働き方の自由度の高さです。ディスプレイ用の下準備は、ダンボールに和紙を貼るなど、工作感覚でできる工程も多く、そんな時は｢お仕事｣と片言のお子さんもお手伝いです。

今のところデザインから起すよりも、デザインされたものを作品にしていくのが樋口さんの役割です。それでも｢主婦でありながらも、作品をお客様に見ていただき批評される｣という心地よい緊張感が生活の張りになっています。さらに、「好きだから、やりたいからとすぐにできる仕事でもない」だけに、これまでの勉強と経験が生かされることの喜びを感じているようです。
自分でデザインできるようになるために｢本を見たり他の方の作品を鑑賞したり、もっともっと勉強したい｣と樋口さん。｢一時、自分でデザインしてみてって言われたことがあるんですが、ハゲができそうなプレッシャーでした(笑)｣。
届いた荷物を開けたりレッスン用のキットを組んだり「素敵な花材を真っ先に見られたりで、楽しんでいます」と、裏方さんの仕事がお気に入りの樋口さんでした。