初心者でも安心 プリザーブドフラワースクール カラコレス 長野教室

　16・17の両日、勤労者福祉センターに設けられた、作品展のための特別レッスン会場で朝から夜まで指導にあたった永田先生。アシスタント時代も含めると、作品展出品作品の指導経験は豊富です。そんな永田先生の期待のこもった言葉が｢年々シックで個性的なものが増える傾向は感じましたが、今年は特にそうですね。原色はほとんどなくて、いかにもカラコレスっぽいです｣

　カラコレス色が全面開花の今年の作品展になりそうですが、拍車をかけているのは、もちろん、坂本代表がデンマークで仕入れた花材群です。永田さんによると特に人気なのが、木の枝にビーズをワイヤーで通したガーランド。それから、木の実のアソートも大人気。今まで同じ種類の木の実を袋単位でしか提供できなかったものが、今回からナチュラルとアート、着色も多彩な木の実を組み合わせて利用していただけるようになったことが影響しているようです。
　勤福センターでのレッスンは、本部教室改築中に試みて好評だったこともあり、大型作品をのびのびと制作していただける環境を、との思いからです。｢中には1日いらっしゃる方がいたり半日で仕上げる方もいたりで、両日で20人位の方をご指導したでしょうか｣と永田さん。ハードでしたが、充実感あふれる2日間でした。

寺沢由美子さん(ベーシックコース生)
　レッスン初日に参加して｢分からない部分を教えていただき、夕方には坂本先生にも見ていただき、イメージ通りにできそうです｣と嬉しいお声の寺沢さんは、2年前の岡谷への帰省の帰路に通りかかった道の駅で買った“流木”2本を中心に据えた作品に挑戦です。
　手作りが好きな寺沢さんは、100円ショップでも道の駅でも、つい｢何かに使えそう｣と、気になる品物を買い込んでしまいます。今回の流木もそうして買ったもの。カラコレスに運ぶと｢ステキねー｣の声が上がったという物ですが、ご主人には｢じゃまだ｣と言われ、物置で2年間眠っていました。
　これまで決まった材料で基礎的な小品ばかりだったので、展示会用の大作は初めてです。｢1人ではとうてい無理ですが、ワイヤーの通し方や新しい技術などを作品展用のレッスンで教えてもらい、ほぼ完成までになりました。残りは所属する田中教室で助けてもらうつもりです｣
　何かのために買った物達に、カラコレスの技法で息を吹き込むことができそうな自信がつきました。｢カラコレスに出会うために買っておいたような気がします｣と寺沢さん。｢バラの花より木の実が好きだし、かわいいものがちょっと苦手｣な寺沢さんの流木作品をお楽しみに！