初心者でも安心 プリザーブドフラワースクール カラコレス 長野教室

作品完成へ追い込みの合同レッスンレポート

9月2日(土)と3日(日)の両日、生徒作品展に向けて作品完成を目指す合同レッスンが、勤労者福祉センターで行われました。

本部教室が手狭になった4年前から始まったものですが、ただ自分の作品を制作するという以上の多彩な収穫に満ちたレッスンとなっています。
約20人が集まった土曜日の様子をレポートします！

会場となった教室前廊下には、制作熱が漂っているのが見えるようでした。
花材の詰まったダンボールも廊下にまで積まれていて、室内の華やかさを思わせます。
すでにクラクラしながら室内に入ると、入り口付近では坂本先生が、完成間近の作品にリボンの位置をアドバイス。
テーブルの上は素材の山、山、山。

この日で完成させるという共通目的に向かうのは同じでも、作品はそれぞれ個性的なのがカラコレスの個性でもあります。
マイペースで淡々と制作に励む人、隣の人に相談する人、先生を呼ぶ人…。
楽しく作品世界に没頭している皆さんですが、ちょっとおじゃまして感想をうかがってみました。

　2列に設置したテーブルとテーブルの間の通路にひときわ目立つ作品がありました。
スタンドに和紙を波立たせて張り、そこにお花をアレンジしようという風間さん。

真っ白な和紙のスタンドは当初は美しかったのですが、間もなく染みがつきやすいことに気付きました。 いずれ張り替えようと思ううちに3年半。
今回の作品展への出品作品としてこのスタンド利用を決めました。
　萌黄色の和紙を傘全体に張っただけで、すでに周囲の歓声が出るほどに。
シックな小型の花束を置く位置決めに余念がない風間さん。
作品展の後は、リビングのインテリアの引き立て役になるに違いありません。

　お隣の北村さんは本部教室ベーシックコースで3年ちょっとになります。
作品展出品は4回目。
｢顔も見られてお花も見られますから｣と、ミラーの装飾にしました。
クラシックな大型ミラーも素材として用意されたものから選びました。

全体にシックな色合いが多い中で、黄色を中心に南国風イメージのスタンドに挑戦しているのは宮下さん。
本部教室のベーシックで学び始めて1年少々です。
今回は２回目の出品ということで、まだまだ迷いがある様子。
お隣やお向かいさんに見てもらったりで、合同制作の利点を最大限に活用中です。

　カラコレスに入ってまだ間もない菅沼さんは、初めての出品用のリース作りです。
もちろん合同制作も初参加。
｢自分がイメージしているのと違うものができたり、その意外性が面白いです。創造性が広がりますね。人の材料を見て、あれいいなあと思ったり、先生にもああしたらこうしたらと言われて、意外な作品になるのが楽しいです｣と、新鮮な感想です。
当初は木の実のイメージのリースを思い描いていたそうですが、どんどん花材を取り入れて作りながらの方向転換中です。当日がとっても楽しみ。

10時の始まりから来て、4時半頃までかかりそうと言うのは宮原さんです。
初めての出品は壁掛け。｢いろいろな人のが見れて楽しいです。汗だくで夢中になってしまいます｣と笑顔。
と、坂本先生が前方に移動して額の作品を掲げると拍手が起こりました。完成作品登場です。
作品完成という同じ目標をもちながらも、中身もペースも自分流で。
適度な刺激と娯楽性、楽しそうな雰囲気に満ちた合同制作でした。

山ほどの素材に埋もれ ながら制作するのも楽しい！	作品制作用に新しく用意された輸入リボン数百巻です。素敵なのばかり・・・