

ドライフラワーとあわせる木の実と聞いて、皆さん一番先に思いつくのがマツボックリではないでしょうか?
近くの林や、自宅の庭、公園などでも簡単に拾える身近な素材ですね。
ドライフラワーとあわせる木の実と聞いて、皆さん一番先に思いつくのがマツボックリではないでしょうか?
近くの林や、自宅の庭、公園などでも簡単に拾える身近な素材ですね。
カラコレスのレッスンでもたくさんの種類を使います。
ストローブコーン、マリティマコーン、ストロバスコーンにミューリアイ、デコラム、シーダーローズ・・・数え上げればきりがありません。
マツボックリの実は熟すとマツ笠が開き、中の羽のついた種子が風に飛び、地面に落ちて発芽します。
このマツボックリで興味深いことがありました。
ヒマラヤ杉のマツボックリは、木になっているときは長さが10センチもある卵型ですが、春になるとぱらぱらとはがれて一枚ずつ落ちてしまいます。
そして残ったのが一番上の部分で、公園に季節にいくと、ちょうどバラの花のような平らなマツボックリが落ちています。
あるときレッスン室の窓辺の日の当たるところに、このマツボックリを、ひっくり返しに置いておいたところ、本来開くはずのない芯に近い方の松笠が開いて無理やり種を落とそうとしていました。
種の保存のためなら何としても・・・という迫力を感じた瞬間です。
ドライの素材は枯れていますが、木の実にとってはそれが保存のための好条件なので、たまにこんなドラマに出会ったりして楽しめます。
さあ今回ご紹介するのは、
大振りのマツボックリ「ストロバスコーン」がアクセントの、和のアレンジです。
華やかな牡丹は、晒したリーフで作ったハンドメイドフラワーです。
一つ一つの素材の、どこを見ても主張するものは見当たりません。
それなのに、まとまりを作った瞬間、堂々とした空間が出現します。
本当に、今回は一輪の花も使ってはいないのに・・・。
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