

学名はAmaranthus hypocondriacus, A. caudatas, A. curuentus な~んて長いんでしょ。
ハゲイトウの仲間でヒユ科の一年草。別名ヒモゲイトウとも言います。
これから作品展の大作作りに大活躍しそうな予感がする素材。
作品に動きを出したり、柔らかさを出すのに重宝ですね。

長く下がったひげのような種子、まるで仙人の食べ物みたいなので「仙人穀・センニンコク」とも呼ばれています。花がこのように下に下がった形のものと、直立して上向きつくものとあります。日本には江戸時代に下垂型が伝わりました。
プリザーブド加工されて着色されたこのアマランサス、素材として人気急上昇中ですが、食料としても活躍してきた長い歴史があります。
紀元前4千年ころにはすでに古代インカで食用として栽培されていました。
最近では優れた栄養価とともに、食物アレルギーに効果があるとして注目されています。
ちなみに穀物は食べられる実をつける植物ですが、米や麦以外の穀物は雑穀と呼ばれます。
そして中でもこのヒユ科のアマランサスは、そのほかのタデ科のソバや韃靼ソバ、シソ科のエゴマなどとともに「擬似雑穀」と呼ばれます。
ガーデニングでも、ドライアートでも、食品としても大活躍のアマランサスです。