

和名はセイヨウノコギリソウ。アキレアと呼ばれる黄色で同じ種類のお花は、ドライフラワーの中でも代表格。小花ながらも少し入るとまとめるのに便利なお助け素材です。

ヨーロッパ原産、キク科の一種で改良されて白、黄色、ピンクいろいろな色があります。園芸品種としてとてもポピュラーであるとともに、ドライの世界でも愛用されています。
ノコギリソウのノコギリは葉っぱのギザギザをあらわしています。この葉をつぶして傷口に当てると止血効果もあるとか。
学名のアキレアと言うのはギリシア神話アキレウスにちなんで付けられました。
アキレウスの母テティスが、乳飲み子のアキレウスを不死身にするため冥土の川に浸したとき、支えていたかかとだけが水に浸からずに弱点になってしまったと言うお話。
アキレウスはトロイア戦争で大活躍をしますが、唯一の弱点のアキレス腱を射抜かれて命を落とします。
アキレアの花言葉が「戦い」「戦闘」「勇敢」「治療」と言うのはこの辺りから来ているのですね。
ヤロウという英名がありますがこちらはハーブティーでもおなじみ。
発汗、解毒作用があるそうです。