

身近な素材の最大の利点はもちろん「食べてもおいしいこと!」でも困った事もおこります。
アレンジに使おうと思ってテーブルの上に出しておいた殻付きピーナッツや天津甘栗が、いつの間にか家族のおなかの中に消えてしまう・・・。

この干し杏もいつもねらわれています。父の大好物なもので。
食べるのと別にしておかないとなりません。
干し杏は甘い蜜をかけて煮てある物ではなくて、単純に干しただけの光沢のないシワシワの梅干みたいな方です。
この干し杏、信じられないくらいエレガントな素材に変身するんです。
まず作品をつくる際には柔らかい杏に直接ワイヤーを通して行きます。
そうしてポットアレンジでもフレームアレンジでも、とにかく作品を完成させてしまいます。

さあ、ここからが変身の瞬間。
杏に向けてクリアラッカーのスプレーをひと吹きします。
すると先ほどまでのすりガラスのような表面が、オレンジ色の透明なガラスに変わります。ラメを振ったらもう最高に素敵な「貴石」の質感です。
これは結構楽しい瞬間ですので、ぜひやってみて下さい。
それからドライフルーツを使うときに気をつけたいのが、虫に食べられてしまう事。特にオレンジのドライは要注意です。
湿度の高い日本では、スライスしたオレンジに虫が付きあっという間にレースのようになってしまいます。
せっかくのドライの作品を台無しにするのは悲しいので、カラコレスではオレンジのドライスライスは使いません。
色の効果が同じベルナッツかこの干し杏が最適です。干し杏はほのかに甘いので虫が好みそうですが、乾燥すると縮んで中に住めなくなるのでしょうか。
今まで虫害にあったことがありません。
色もきれいで虫もつかない、とっても有能な素材です。
ぜひおやつとアレンジのお供にしてくださいね。
※素材にラッカースプレーを用いるときは、火の気のない場所で行なって下さい。