

何も夏の海で拾った巻貝ばかりが貝殻ではありません。
アサリやシジミやハマグリだって立派な立派な素材です。
はじめてコペンハーゲンのお花屋さんで2枚貝の貝殻を積み上げて作ったツリーを見たときは感動でした。

どんな平凡な素材も、持ち味を引き出して使えば素敵な作品になるのを実感。シジミの漆黒の色彩はクリアラッカーとラメを振られるのを待っているみたいです。ぜひエレガントなアレンジに入れてみたいところ。
もちろんほかにも形の面白い貝殻があったらぜひ使いこなしましょう。アクセントに使われる「タケノコカニモリ」は、本当にたけのこみたいな姿をしています。

真っ白で夏のアレンジに入れれば季節感がアップ。デンマークの海岸で見つけた小さな小さな2枚貝は、リュウキュウザルガイに似た筋がたくさん入っている純白の貝殻です。
たくさん集めてフレームの周りに貼ってみました。スパニッシュモスのグレーをほんの少し効かせて。
中に入れる写真は海岸から遠くに見えた風車たち。

身近な貝も、海で拾った思い出の貝殻もさまざまなストーリーを運んでくれます。
ドライアートと貝殻の相性はぴったりなのです。