第12回カラコレス生徒作品展 大盛況のうちに終了

今年は例年より1日開催日が多い7日間の開催でした。
毎年アップグレードしている作品展ですが、今年見に来てくださった方や通りすがりで見ていかれた方から最も多く聞かれた声は「洗練されていますね」。
ブーケあり、スタンドあり、フレームやリースあり・・・と形のいろいろに加え生徒さんそれぞれの持ち味を出した素材の組み合わせは、2つとして同じ作品を生みません。
生徒さんの個性的な作品とコメントはこちらにまとめましたので、ご覧下さい。

会場に詰めていて、普段なかなかお会いできない遠くの生徒さんとお話できるのも、作品展ならではです。
ご主人と一緒にいらした上田教室の生徒さんは、「フレームの中の大きな珍しいマツボックリは夫が山で拾ってきてくれたのを、私が白くペイントして使いました。」
たしかにそのマツボックリは少し形が変わっていて華やかで、人目を引いていました。
そういわれたご主人はちょっぴり恥ずかしそう。
「いえ、里山を手入れして守ったりする会に入っているものですから、よく山へは行くんですよ。そうしたらこんな珍しいのが落ちていて使えないかなあと思ってね。」
理想的なコンビネーションプレーではありませんか!素敵です。

またリースベースのツルの部分にばかり興味を示される男性のお客様にもお目にかかりました。お話を聞くと、こちらも趣味で森林インストラクターをされていて、山で採った藤ヅルなどを編まれているとのこと。
こういった普段お会いすることのない、別の領域の方々とお話できるのも作品展の楽しさです。せっかくですから先ほどの上田の生徒さんのマツボックリをお見せして種類をお尋ねすると、次の日わざわざ調べてきてくださいました。
「チョウセンゴヨウマツ」大きな実がまだ入っていました。
他にも押し花で先ずは風景画を仕上げてその周りをドライアートでデコレーションした作品。きっとこの方はドライアートを仕上げるよりずっとたくさんの時間を使って、押し花作品を作られたと思います。例年他の趣味とあわせた作品が出品され、生徒さんの趣味の多彩さが伺われます。

フレームやリースベースを複数使って、空間を効果的に演出するのも今年の傾向です。
使っている素材は天然のものがほとんどなのに、空間の処理の仕方や色彩の合わせ方が「洗練された・・・」という印象を与えるようです。
「この作品をお店のディスプレイに飾りたい」といわれ、似たような作品のオーダーも承りました。皆さんの作品が自己満足ではなく訴えかける力を持っている証拠ですね。
今年初めて会場で「クリスマスアレンジの10分体験」も開催。こちらも200名近いご来場となり大盛況でした。
来年に向けての参考にと、気になる作品を写真に収めている生徒さんや、ご家族で訪れて作品の前で記念撮影されていく生徒さんたち。
お疲れ様でした。そしてご来場いただいた皆様、ありがとうございました。