
週刊長野掲載記事
「天津甘栗とプリザーブドローズのブーケ」 2009.01.01号掲載
「暮らしの中のドライアート」というタイトルで、月に1回掲載されます。今回のテーマは「天津甘栗とプリザーブドローズのブーケ」
週刊長野さんに許可を得て記事を再掲しますので、お読みにならなかった方はこちらからどうぞ・・
暮らしの中のドライアート 2009.1/1
冬の到来とともに、よく見かけるようになった「皮付きの天津甘栗」。
今回はこの天津甘栗を使ったモダンなブーケをご紹介しましょう。
最近では皮をむいた状態で売られていることが多くなりましたが、あえて皮付きの、と限定したのは、この皮がアレンジに大活躍するからです。写真を見ていただくと、甘栗を集めた部分がつやつや光っているのがお分かりいただけると思います。
このつやつや感、皮の上からクリアラッカーをコーティングすることでうまれるのです。
見た目が華やかになるのと同時に、古くなって皮が白くかびてしまうのを防ぐことにもなります。
ラッカースプレーはホームセンターで手に入りますので、紙を敷いた上に栗を転がし、全体に満遍なくスプレーしておきます。
乾いたら今度はワイヤーで足をつけてアレンジの準備をします。

今回のワイヤリングのポイントは、外からワイヤーを貼り付けるのではなく、皮に爪で切り込みを入れてそこへUピンに折り曲げたワイヤーを差し込むようにします。
食べるときに皮をむく要領ですね。
そうすることでしっかりとワイヤーがつきます。
あとは同じくワイヤリングしたほかの素材とあわせてブーケに仕立てます。
お好みで栗にはラメを振っても素敵です。
美味しいのにその上アレンジにも大活躍の天津甘栗。
皮付きがお店に出ている今のうちに買って、ラッカーでコーティングしておきましょう。
坂本裕美
(カラコレス代表)