
長野市民新聞掲載記事
「フェイクスイーツ“甘~い”魅力」 2009.06.11号掲載
6/25より隔週木曜日、坂本裕美がプリスイーツについての作品と記事を発表いたします。それに先立ち6/11に特集記事を書かせていただきました。
長野市民新聞さんに許可を得て記事を再掲しますので、お読みにならなかった方はこちらからどうぞ・・
長野市民新聞6月11日(木)号
「えっこれ本物じゃないの?」
ロールケーキの上に、イチゴやキウイのカットフルーツ、シナモンスティックを挿してホイップクリームにアラザンもトッピング・・・。
とても美味しそうだけれど食べられません。
そう、これは「フェイクスイーツ」と呼ばれる作り物のお菓子なのです。
「スイーツデコ」とも言われ、ただいま人気急上昇中。
部屋に飾る目的のほかにも、携帯ストラップに付けた小さなカップケーキやパフェやマカロン。
キーホルダーになったビスケットやクッキー、アクセサリーパーツのソフトクリームなど用途はさまざま。

この本物そっくりの「フェイクスイーツ」、人気の秘密はそのかわいらしさと各パーツを手作りできる自由なクラフト感覚です。
本物のお菓子作りはちょっと敷居が高くて・・・という方でも大丈夫。これといって決められたスタイルはないので、童心に戻って粘土をこねて、クッキーやフルーツを形作ったりクリームを絞ったり。パティシエになった気分で思い思いのスイーツ作りを楽しめます。
東京ではすでに大ブレークで、クラフト系のフェアでもフェイクスイーツ関連の体験ブースは長蛇の列です。
私の教室ではフェイクスイーツの一種、プリザーブドフラワーを使った華やかな「プリスイーツ」が得意ですが、それ以外にもさまざまな分野の専門性を取り入れて、多彩に進化している世界です。
まずは作り物の食べ物と言って思い浮かぶのは、レストランの入り口を飾る「食品サンプル」でしょうか。今では日本が世界に誇る文化となった「食品サンプル」の中から、独立して「スイーツ」の分野が生まれました。
食品サンプルに比べると、素材も軽量粘土や樹脂粘土、フェルトやシリコン製のホイップクリームなど、手軽に使えてユニークなものが充実してきました。
制作道具はキッチンの身近なものでも代用できるのが魅力ですね。
出来上がったスイーツをお友達に見せて「本物みたい!」とびっくりさせたり、「私が作ったのよ」とほんのちょっと自慢したり・・・。
プレゼントにしてももちろん喜ばれますし、
とにかく大人も子供も楽しめる要素が満載のこの「フェイクスイーツ」。
その魅力を今後の連載でご紹介して参りましょう。
カラコレス代表 坂本裕美