

長野市民新聞掲載記事
「フェイクスイーツ・飾りのお菓子を楽しもう」
2009.09.24号掲載「フルーツパフェ」
長野市民新聞さんに許可を得て記事を再掲しますので、お読みにならなかった方はこちらからどうぞ。
フルーツパフェ
たっぷりと盛り付けられたクリームが華やかなパフェ。
フルーツやチョコレートのトッピングもお店ごとのカラーが出て見ていて楽しいですね。
そんなパフェになくてはならないのがパフェグラス。
口が広い細長いグラスで中がしっかり見えますから詰めるものにも工夫のしがいがあります。
小石を入れてクランチの風合いを出したり、お好みのフルーツや色とりどりのポップな素材を詰めたり。
今回の作品にはカットオレンジと3色のカラーオアシスをさいころ型に切って入れてみました。
フェイクスイーツは本物と違って素材が水分を含みません。
ですからグラスの中でクリームとフルーツが交じり合わず、いっそうくっきりきれいに見えます。

このガラスを通して見える色、
魅惑的でフェイクの作品に奥行きを与えてくれるはず。
思い出すのは子供の頃集めていた色ガラスのかけらです。
小箱に大事に収められていた何十色ものガラスの破片。
赤、青、紫、黒・・・もっともっと微妙なニュアンスの色も。
光をすかして見ると幻想的で不思議な美しさ。
大人になってヨーロッパの教会のそこここで目にしたステンドグラスの荘厳さにも似ています。
あの私の唯一の小さなコレクションが色への興味の原点だったように思います。
パフェグラスの中を整えたらいよいよアイスクリームやホイップクリームでデコレーションです。
粘土で出来ているフェイクのクリームは絞り出すのに少々力が要りますのでがんばって。
ホイップクリームの上にはソースもかけて彩りを添えましょう。
ソースと色を合わせたプリザーブドローズを加えればエレガントな雰囲気も同時に出せますね。
レストランのショーウィンドーに飾られたパフェ、実はフェイクスイーツのすばらしいお手本ですから見逃せませんね。
カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表 坂本裕美