安部絵美先生

このカラコレスでのお仕事も、幸せなことに趣味の延長から始まったのですが、それ以前からの、わたしの人生に大きく影響した趣味と言えば、乗馬です。
小さい頃から動物が大好きで、おもちゃもぬいぐるみばかり。
ヒトの形をした人形が嫌い。
犬がお散歩してたら触りに行く、野良猫に名前を付けて餌付け、鳥を拾って帰ってくるなどいろいろやらかしていましたが、本格的に乗馬を始めたのは高校生の頃。
長野市内の方なら、犀川の河川敷の土手を馬がてくてく歩いているのを見たことがあるかも?
どうにかしてその乗馬クラブを見つけ、親を説得して入会。
毎日のように早朝から練習に行き、その後学校、放課後またクラブに戻り馬の世話、という生活を社会人になっても続けていました。
乗馬と言えばちょっと優雅なイメージかも知れませんが実際はぜんぜん違います!
相手はなんといっても一馬力。
その馬をコントロールするのはものすごく力が要ります。
夏なんか汗だく。現役当時は腹筋割れてたし…。
しかも乗っているのはわずかな時間で、ほとんどが世話に費やされます。
掃除、餌、手入れ、生き物相手ですから一日も欠かすことはできないですしね。
こんな大変なのに、なぜ続けられたかというと…やっぱりカワイイのです、馬って。
頭がとてもいいので、きちんと人の顔も覚えるし、意思表示もする。
担当していた馬は、わたしの足音を聞くだけで厩舎から顔を出して待っていたりして。
もちろん頭がいいだけにイタズラとかもしますが、あんなにデカい体で「ねーねー」って甘えてきたりすると、もうかわいくてかわいくてどうしようもないですね(笑)
アニマルセラピーなんて言葉も聞いたりしますが、ちょっと落ち込んだりしていた時期も、乗馬クラブに行っていたおかげで乗り切れたってこともあります。
癒し効果抜群です。
最近はほとんど乗る機会はなくなり、大会の裏方仕事ばっかりになってしまっていますが、また近いうちに馬に会いに行こうと思っています。