
長野市民新聞掲載記事
長野市民新聞さんに許可を得て記事を再掲しますので、お読みにならなかった方はこちらからどうぞ。
黒が粋なちょっと大人の「コーヒーゼリー」
黒いリボンは私の教室では人気の色合い。
どんな花の色と合わせても引き立ち、作品に洗練された大人の雰囲気を醸し出します。
それでもプレゼントする作品などの場合、「黒は無理?やっぱり無難な色に」となりそう。
その点キャリア10年ともなるベテランの生徒さんたちは「私今回リボンは黒にします」と迷いません。
黒の圧倒的な存在感を知った上での自信の選択です。

海外では黒の効果的な演出にたびたび出会いました。
買い付けによく訪れるコペンハーゲンの何年か前のクリスマスのテーマカラーは「黒」。
世界最初の歩行者天国ともいわれる石畳のファッションストリート「ストロイエ」がその年は黒のオーナメントで飾られました。
メタリック調やつや消しのシックな飾りつけだったり・・・。
店ごとに個性が違うクリスマス装飾が、色彩だけは黒で統一されていて美しく印象的でした。


黒の粘土を四角くカットしてニスを塗る。
爪楊枝を挿してニスの中に浸すようにすると容易。
左下はシリコンでカットしたクラッシュゼリー。
「黒」は過不足のない大人の色。
フェイクのスイーツにも取り入れてみました。
コーヒーゼリーです。
黒い粘土でつくったコーヒーゼリーにはニスをかけます。
シリコンにこげ茶色の油彩の絵具を混ぜて作ったクリアなクラッシュゼリーをミックスしてお互いが透明感を引き立てるように演出。
全体がシンプルな色彩になるように白い花を合わせてみました。
プリザーブドと粘土でつくった花の競演です。
カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表 坂本裕美