
質の高い作品に感嘆の声!
第15回カラコレス生徒作品展は大成功。
2週間の会期終盤の交流パーティーも盛り上がりました。

15回目を迎えた今年の作品展。
11月17日から30日までの2週間と、いつもの倍に期間を延長して、
ながの東急本館5階連絡通路および別館シェルシェ4階オフギャラリーで開催。
多くの来場者で賑わいました。

気品と豪華さを醸し出すアイアンが人気
今年の出展は研究コースの16人23作品、資格取得コースの9人10作品、
BASICコースの20人22作品、プリザーブドフラワーコースの4人4作品、合計49人の59作品が勢ぞろい。

ひじょうに質が高く、ひとつの到達点を迎えたかのような力作揃いで、
鑑賞すればするほどに味わい深いものばかりでした。
人気素材だったアイアンをベースに使ったものが多く、
それが一堂に会したことで、気品と豪華さ、
クラシックな感じが深まりゆく秋の気配にぴったり。
偶然通りかかる方々も思わず足を止める訴求力がありました。

取材にうかがうと、ちょうど小諸市で自宅教室を主宰する松井千賀子さんが見学の真っ最中。前回の通信にも登場願いましたが、今回は作品展についての感想をうかがってみました。
「全体的にすごくまとまっている感じ」が第一印象。
松井さんが所属する上田教室は全員がベテランで関係性も深まっているメンバーばかり。それぞれの個性が生み出す作品世界が互いに想像しやすくなっているという面もあります。ですから、「こうして作品展で他の方々の全く違う作品を見ると、刺激になりますねえ」。

初孫の誕生で忙しい日々とのことですが、次の関心は七五三。
「プリザーブドで飾っちゃおうかしら」と、新しい楽しみが広がりそうなご様子でした。
松井さんの出展作品はその名も「アイアンに魅せられて」というもの。
硬くて冷たいけれどレースのように優美で魅力的なアイアンの曲線が隠れすぎないよう、対比的な色合いのプリザーブドのバラを2か所に配置しています。個性のぶつかり合いと調和がとても素敵でした。

プリザーブドフラワーの目を見張る技術向上
通りがかりのお客さまがプリザーブドのバラに見入っていました。
初めて実物をご覧になったとのこと。
プリザーブドについて知っている限りの知識で説明すると「アートの花と何が違うんですか?」「…」坂本代表に助けを求めると、すかさず「自然のお花ですからひとつひとつ全部表情が違います。コピーじゃないところが魅力ですね」。
お客さまは深くうなずいていました。

このプリザーブドのバラも今回の注目素材でした。
加工技術の向上もあり、ため息が出るような風合いと色合い。
鮮やかなのに軽すぎないブルー、高貴な紫、そしてビロードのように深い赤など、作品の質を高める主役の貫禄充分でした。

以前カラコレスに所属していたことのある方々からも
「このバラを見ると、また始めたくなりますね」
「なるほど、おっしゃる通りの素晴らしさですね」
「レベルアップしたバラは高級感あふれて欲しくなるものばかり」
などのコメントをいただいています。

作品にお嬢さんや姪ごさん、お孫さんの名前を入れる傾向も
目を引きました。
平林玲子さんは「真理子のブーケ」の名前のご本人である
お嬢さまとご来場でした。
「困っちゃいますよね、名前までだして」とおっしゃりながらも、お母さまの作品をうれしそうに写真におさめていた真理子さんでした。
作品を通じて家族の絆が深まるのも嬉しいことです。