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素材の変遷(1) 初期の素材は木の実やリーフ
カラコレスの20年を振り返って

素材の変遷① 初期の素材は木の実やリーフ

今月人気の
BASICアレンジ

今月のベーシックレッスンが大好評です。リーフを貼り付けた中心を囲むように、木の実と、松かさの一枚一枚をバラに仕立てたハンドメイドローズをバスケットにアレンジしたもの。
カラフルな花よりも、くすんだリーフや木の実を多用した、カラコレス初期の作品を彷彿とさせます。
原点回帰的作品と言っていいかもしれません。
それで、古くからの生徒さんにはノスタルジックで、新しい生徒さんには新鮮なのでしょう。


ベールナッツが飾る
モダンなツリー

カラコレス在籍15年近い研究生の小山弓子さんに感想をうかがうと「デカダンスに惹かれていた私にとって、カラコレスの作品を初めて見た時は衝撃でしたが、それを思い出します。
木の実や枝をたくさん使ったデザインと色彩に、こんな世界があるのだ、と圧倒されました」
当初の坂本裕美個展、生徒作品展ともに、個性的なドライの素材がいっぱいでした。
クルミ、ミューリアイ、ブラックベリー、そしてニゲラやフィンランドモスにも発足から2年ほどで巡りあっていました。


カラコレス認定教室も
開いている小山弓子さん

写真の作品は、初期の生徒作品展の出品作ですが、オレンジのスライスのように見えるのはベールナッツのスライス。
最近の作品ではあまりお目見えしませんが、当時、愛らしさで大人気でした。
今から見ても充分にモダンですし、現在のカラコレスと芯の部分に違いはありません。


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