初心者でも安心 プリザーブドフラワースクール カラコレス 長野教室

作品展特集
ネクストステージへの序奏！
さらに充実の17回生徒作品展が大成功

カラコレス最大のイベント、生徒作品展がいつもより少し早目の10月24日から30日まで開催されました。
会場は例年通りながの東急百貨店５階連絡通路および別館シェルシェ４階オフギャラリー。
17回目となる今年は、グレードアップの速度が早回りしたかのような充実ぶり。
パリ行きを控えた坂本裕美代表も連日会場に詰め、ＯＢ・現役生徒さん方と交流し、一方で通りがかりに思わず足を止めた方々が作品に見入る時間も、ますます長くなる。素晴らしい作品展でした。

作品展初日。
会場の連絡通路は大変な人出でした。
ちょうど、ながの東急で大人気の北海道物産展と重なり、そこを訪れる方々の行き来がひっきりなしだったからです。
両側の壁を飾った作品は、存在の気配さえ人の波にさらわれそうな混雑ぶりでしたが、大丈夫。
今年の作品はいずれも、状況に左右されない抜群の存在感でさん然と異空間を創り上げていました。
その様子に坂本裕美代表が「もう趣味の域を超えて『表現の域』に入っていますね」と満足そう。
数年ぶりに訪れたという元生徒さんも「ますますゴージャスでシックになっていますね」と感心することしきりでした。

昨年から動画撮影を引き受けているカメラマンさんも初日に来場し、通行の方の邪魔にならない撮影場所の確保に四苦八苦。
ファインダー越しにじいっと作品を見つめては「昨年に比べると、より空間を意識した作品が多くなっています」と、アートの仕事人ならでの感想でした。
なお、この日撮影した動画は翌日にはホームページにアップされ、居ながらに素晴らしい作品の数々を細部まで鑑賞していただけるようになっています。
ある一線を超えて次のステージへ。そんなグレードの高さを誰もが感じた作品展でした。

大きくゴージャスにシックに　
通路会場の入り口でひときわ目立つユニークな作品がありました。
研究コース生の嶋田万里子さんによる〝五輪〟です。大きな５つの輪を何で表現するか。
思案の末にホースで解決。
だれてしまわないよう芯を入れたホースに５色のリボンを巻き、重なり具合も正確に作り上げました。
大胆な作品に「五大陸に平和を！たくさんの倖せの花を咲かせましょう」の力強いメッセージが調和しています。

嶋田さんのもうひとつの作品は、ロシアのガラス作家の花器をベースにした深い真紅のバラのアレンジ。
重厚なのに流れるようなフォルムが魅力的な、そのものが独立した芸術作品のベースを使うのは大きなチャレンジのはずですが、見事に全体を芸術作品に仕上げています。
今年の作品の特長は、こうして全体的に大きくゴージャスで、なおかつシックでとても個性的になっていることですが、それには色々な理由があります。

ベースも高級化、個性化
作家さんの花器を仕入れるのは、実はカラコレスとしても冒険でした。
けれどもこれまでの経験から、どこかに「良い物が分かる生徒さんたちだわ」という信頼のような気持ちがあって決断。
実際、すぐに気に入っていただけたのです。
最高級のお花も仕入れるそばから引き取り手があるのと同じで、今年は他にも個性的なベースを入れてみたところ、どれも大人気。
来年も自信をもって力を注ぎますのでご期待下さい。

鳥かご、高坏型が多いのも今年の特長です。
飾り方によって大きく左右される作品展ですから、この特長を生かすため鳥かごは壁に吊るしたり、高坏型などを置くための飾り棚を設置したりと、これまでにない演出をしています。
すっかり定番になったアイアンベースの人気も相変わらず。
別々の素材をヘッドとボディとして組み合わせるなど、やはりこれまでにない方法で個性を出したものもあります。
高級化するお花に合わせベースの多様化を見るのも楽しみでした。

そして著しいスキルアップ
そしてもちろん一番のみどころは、講師級の腕前に成長した研究コース生を始めとする全員のレベルの高い表現力。
こじんまりとした趣味の世界に留まらない場を提供したくて常に上を目指してきたカラコレスの方向性と生徒さんたちのスキルに、素材の進歩が絡み合って結実したのが今回の見事な作品展でした。

作品展準備裏話
動画撮影のためのライトニングを見てびっくり。
作品の映え方が見違えるようになります。
次回は照明も考えたいもの。表現者の皆さんの期待に応える存在であるために、決して歩みは止めません！