みなさまへのご案内が
ぎりぎりになってしまいました。
「まゆと和紙の花展」
今年の12月に30週年を迎えるカラコレスが、
次のステージに向けてうみだした、
オリジナル創花、「まゆと和紙の花」。
数年前から新しい素材として、
まゆの花の制作を手掛けていましたが、
まゆはその形からして作れる花の大きさに限界があります。
どうにかしてまゆの繊細さを失わず、
カラコレスの表現スタイルに合った
もっとダイナミックな花が作れないかと
素材探しが続いていました。
たどり着いたのは世界で最も薄い和紙と言われる
「土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)」です。
厚さ0.02ミリほどの「土佐典具帖紙」は
ルーブル美術館をはじめ世界の美術品や文化財の修復に使われています。
その薄い「土佐典具帖紙」を2枚はぎ合わせて、
型押しして繊細な花びらをつくりました。
国産のまゆを薄く薄く、
以前よりさらに薄く、
10層にもむいて芯となる花びらをつくりました。
まゆと和紙、2種類の素材で作り上げられた花は
厚みに違和感がなく、
はかなげでいながら、この上ない華やかさをもたらしました。
今回発表するのは、大作が一つ、
それから昨年の東京青山での「魂の糸展」に出品した3作品に
和紙を加えたもの、など。
全部で5作品の小さな展示会です。
しかもたった3日間だけの。
けれど、「まゆと和紙」という日本を代表するようなこの素材の花を、
信州国宝善光寺、大勧進の行在所という
特別な空間で発表できるご縁に喜びを感じています。
作品がすべて完成したのが本日です。
まゆだけの時よりも、和紙が加わり、
さらにいっそうあでやかになった作品群を前に
スタッフたちから歓声が上がりました。
たった3日の作品展。
ここに向けてやってきたというよりは、
ここがスタートのつもりでやってきました。
みなさまのご来場をお待ちしております。
空間の花作家・坂本裕美が贈る
「まゆと和紙の花展」
10月29日㈫~31日㈭
9:00~15:00 (終了時間が早めです)
国宝善光寺 本坊大勧進 行在所
入場無料
お問い合わせ フラワーアートのカラコレス
℡ 0120-112-897