2024年12月 – ページ 2 – ブログ

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カラコレス代表の坂本裕美のブログです。
日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。
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ブルガリアの首都ソフィア 遺跡と同居 ブルガリア・ルーマニア旅⑤

渡航前にブルガリアとルーマニアに行くと伝えると、
一番多い反応が「ヨーグルトとドラキュラですね」♪
私の期待も同じようなものだったかも。
知っているようで知らない、
私がちらっと見た限りのブルガリア、お伝えしますね。

友人のたっての希望で、トルコのイスタンブールから
夜行列車でブルガリアのソフィアへ入ります。
風景はまるで長野の山野を走るごとく。

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どこまで行っても異国感がありません(笑)。
これは結構ブルガリアにいる間中ついて回った感覚で、
毎日10枚くらいの画像と一緒にスタッフに送っているコメントが
「まるで長野」というのが何度も出てきました。
スタッフからも「ほんとに長野みたいですね」と。

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(外務省HPよりブルガリア)

ブルガリアはバルカン半島の中央にあって、
日本の三分の一の国土に700万人ほどの人口です。
のんびり感がありますね。

NATO,EU加盟国ですが、地理的歴史的にロシアにも縁が深いです。
公用語はロシア語に近いブルガリア語でキリル文字です。
首都ソフィアでも英語があまり通じない印象でした。
かといって行く前に3か月やっていったデュオリンゴのロシア語レッスン、
ま~~~ったく歯が立たず(笑)。

なんと紀元前6500年からの歴史を持つブルガリアは遺跡の宝庫なの。
ローマ時代に築かれた古代ローマ街道は、
ヨーロッパを網の目のように走っているけれど、
ここブルガリアにも街道や古代都市がたくさんみられます。

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ソフィアに到着して街中を散策していると、
こんな風景の中、突然遺跡に出会います。

たとえば地下鉄を掘っていたら、
ローマ時代4世紀ごろの遺跡が出てきてしまい、
そのまま公開されています。「セルディカ駅」
半端ない迫力、なんといっても本物ですからね。

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(ね、ほんとうに地下鉄でしょ)

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(遺跡で出土した石をそのまま手すりに使っちゃったり(汗))

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(通勤客が行きかう連絡通路に、出土品が普通においてある・・・)

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(なでなでしたくなるローマの街道)

塩野七生のローマ人の物語全43巻を
もうかなり前に読了したけれど、
こういう遺跡を前にすると、
ブルガリアはどう書かれていたかな、と気になって
また読み返したくなります。

ローマの街道についてを読んだ時には、確か
街道の石は隙間がないほど敷き詰められて
街道の周りには木は植えない、
根っこで石がずれるから。
周りにあるのは変化しないお墓だけ。

この数千年たった街道の表面を見ると
往事がしのばれますね。

続きはまたあした♪

ブルガリア・リラの僧院から ブルガリア ルーマニア旅④

絶対まだつかないですよね?
リラの僧院から出したクリスマスカード・・・
つかないかもしれない・・・
ついてほしい・・・
ついた人がいたら教えてください。

さて、リラの僧院の続きのお話。
翌日、帰りのシャトルバスは15時出発なので
たっぷり時間があります。
十分ある時間をつかって博物館の宝物品やイコンを見たり、
「ラファイルの十字架」と呼ばれる素晴らしい木彫をみたり。
どの宗教もそうですが、祭礼品というのは
その時代の手工芸品の極みではないかと思います。
う、う、美しい(笑)。
宝物館は撮影不可なの。

僧院の中や外に湧き出る清水を汲めるようになっていて、
その水が甘い。
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(これは門の外の水汲みの場所。
その向こうにあるのは一軒しかないお土産屋さんで、
壁にはたくさんのイコンが。
ブルガリア、ルーマニアを通して、
お土産としてイコンはとてもおなじみのもの)

もう目をつむっていてもこの空間の中にいるのが体感できるくらい、
ここを満喫しました。
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いったん門の外に出て、
友人と僧院の周りの渓流を散歩しました。

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(リラの僧院の外壁。堅牢な要塞以外のなにものでもありませんね。)

渓流に沿って林立した木にびっしりと付いているコケがありました。
ウメノキゴケやサルオガセ。
空気がきれいな環境でないと育たないコケで
北欧のXmasディスプレイにもよく使われます。
教室でアレンジに使うシルバーモスの類です。
写真をたくさん撮って生徒さんたちに見せてあげようと、
張り切る私。
(ここまで来てコケでテンション上がる私)

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(フィンランドモスとかも同じ仲間の、コケというか、「地衣類」。
むかしのサイトに地衣類のことを書いたはずが
探せないので、調べてくださいね。
リトマス試験紙の成分も彼らからできてるの♪)←超絶脱線(笑)。

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旅をすると、自分にとっての大切なものが見えてきますね。
私にとって今大切なものは、花を扱う仕事と生徒さんたち、
スタッフや家族です。
原風景と相まって自己確認をするのが旅ですね。

さて、お料理の話も少し。
裏門のすぐ近くにレストランがあり、
ここでは鱒料理が有名というので頼んでみました。
これが炭火焼で絶品。
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(この炭火の焦げ目の下にとっても柔らかな身が♪)

ブルガリア料理は、全般にとてもおいしくて
日本人の口に合うと思います。
味付けも濃くなく、
どんなメニューを頼んでもはずれがなかったです。
中でもこの魚料理はおいしかった♪

ブルガリアと言えばヨーグルト。
こちらもたくさんの種類があり、どれも美味。

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(濃厚ヨーグルトにブルーベリーソース。
ヨーグルトはどこでも自家製では? 
濃さも違うし味も違いましたが、それぞれにおいしかったです)

食事に関しては表現方法の乏しい私を許して。
つまり全部「おいしかったです!」(笑)。

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(レストランのネコさん♪)

こうして、まずは無事たどり着けるかが不明。
泊まれるかが不明。
帰れるかが不明な「リラの僧院一泊の旅」を敢行しました。
私的には今回のブルガリア、ルーマニアの旅の
最大ミッションが完了したわけですが、
この2国の魅力は全くその限りではなく。
ここは単なる始まりでした。

この先リラの僧院に行きたい方は、
ソフィアからワンデイツアーがたくさん出ていますので
それでいかれることをお勧めします(笑)。
私はこだわりが強いので修道院に泊まる、を強行しましたが、
一緒に行った友人に「日帰りではだめなのね?」と確認されました。
ここだけは譲れない、今回の旅でした。

ではでは続きはまたあした♪

ブルガリア・リラの僧院から ブルガリア・ルーマニア旅③

もしこの僧院に泊まれたらぜひやりたかったことがあります。

この部屋でスクールの生徒さんにXmasカードを書くこと。
Xmasカードを送ることは毎年やっていますが、
せっかく修道院に泊まるのだもの、ぜひここで書いて送りたい。

ブルガリアの首都ソフィアについた初日に、
手描きの風景画のポストカードを購入していました。
日本から宛名シールとJapan, Airmail ゴム印は持参するという
超絶アナログな方法で。
50枚ほどのカードを、一人ひとり顔を思い浮かべながら
夜遅くまでかけて書きました。
ブルガリアの郵便事情が分かりませんが、
無事生徒さんたちの手元に届くことを祈って。

夜中、気分転換に部屋から出て僧院を見渡した時、
冷たい空気の中、誰もいない敷地に建っている教会と宿坊を見ている自分に
不思議な既視感を感じました。

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(真夜中の僧院の風景 静寂・・・)

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(これだけ広い僧院に、宿泊しているのはほかに2名ほど)

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ブルガリア正教のミサは厳かで儀式的で心地良いものでした。
夕方のミサは観光で訪れているグループも参加していましたが、
朝のミサは部外者での参加は私と友人くらい。
部屋のかぎを渡してくれたあの聖職者もいました。

不思議な旋律での音楽のような祈祷が素朴で心を打つのです。
付属の博物館で祈祷書に細かく記号がついているのを見ましたが、
あのメロディーの楽譜でしょうか?
リラの僧院を訪れたのち、数々の正教会で、
祈祷のメロディーがだんだん曲のように整理されていき、
旅の最後に訪れたブカレストのルーマニア正教の総本山では聖歌が完全な曲になり
女性聖歌隊が加わってよりスケールの大きなものになっていました。
そういうものを見ても、
リラの僧院のミサで聞いた原始祈祷音楽のようなメロディがより鮮烈でした。

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(ミサが始まると知っているように集まってくるネコさんたち)

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続きはまた明日♪

ブルガリア・リラの僧院から ~ブルガリア・ルーマニア旅②

ヨーロッパは何度も訪れていますが、
その日泊まる場所が決まっていない旅は初めて。
というのは、リラの僧院の宿泊予約は事前にできない。
電話も日本から何度もしましたがつながらない。
当日14~16時の間だけ、現地の窓口で申し込みができる、
たったそれだけの情報をたよりに行ったから。

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(この柱の奥が当日の宿泊受付の部屋)

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それではあまりにも危険と思い、
もし僧院に泊まれなかった場合に、
同じ山の中の徒歩5分というホテルを保険として予約したら、
「改修中で受付できません」というアナウンスが来たのが、なんと当日の朝。
1か月も前に予約したのに。
路頭に迷うかもという相当にスリリングな旅。

リラの僧院は不便な場所にあるので、
行きは一日ツアーの往路のみ利用してそこまで行き、
復路は捨てて、運よく宿泊できたとして、
翌日はシャトルバスを予約して首都ソフィアまで帰る計画を立てていました。

こんな無謀な計画を立てたのも、僧院の部屋数が300もあり、
1000人もの修道僧を受け入れられる施設だったので、
おそらくは大丈夫だろうと。

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(この階段をあがって宿泊棟に行きます)

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14時ちょうどに窓口に行くと、正教の黒い衣を着た聖職者が
すんなり宿泊キーを渡してくれて、安堵で脱力です。
とにかく英語が通じないキリル語の国なので、
一応キリル語でも「2名で1室、できれば見晴らしの良い2階以上の部屋を
希望します」の旨、
見せられるように準備していましたが、
あっさり英語で大丈夫でした。

世界遺産に泊まるのに一人たったの25レヴァ(日本円で2,000円ほど)。
宿泊者だけがミサに参加できると聞いていたので、
異教徒も大丈夫かと聞くと「もちろん。カトリックか?」
「いいえ仏教徒です」と言ったらこちらの風貌を見て妙に納得したようでした。
私的にはここで仏教徒を出すのが逆にこそばゆい。
(きっと皆さんもそうですよね)

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宿坊は意外に快適で暖房もシャワーもあり。
シャンプー、タオルまでセットされています。
食事の提供はないので持参したものを食べて。
必要最小限の設備が整っていて寒くはありませんでした。

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(かわいらしいシャンプーがセットされたシャワールーム)

室内はセントラルヒーティングで快適。
3名まで泊まれるお部屋でした。
まずは野宿にならずにやれやれです。

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続きはまたあした♪

ブルガリア・リラの僧院から  ~ブルガリア・ルーマニア旅①

無事帰国しました。
11月26日の深夜発なので実質25日~12月9日まで15日間。
久しぶりのヨーロッパ長旅でした。
初めてのバルカン半島を友人と。
わがままな旅なのでツアーにできず、
自分たちで手配しました。
少しずつレポートしますね。
まずは「ブルガリアのリラの僧院」から。

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(リラの僧院の正門)

そこに行きたくて旅をする、
今回のブルガリア・ルーマニアの旅がそれでした。
目的はブルガリアのリラの僧院、
しかもそこにいる自分を体感したくて修道院に泊まろうと試みました。
ここは世界遺産なのに希望すれば泊まれるのです。

ブルガリアもルーマニアも国民のかなりの割合が正教徒(東方正教会とも)。
いたるところにある正教会がフレスコ画やイコンの装飾ですばらしく、
今回の旅で15か所ほども回った教会で、
クリスチャンでもない私でも圧倒されたのでした。
しかも暮らしに根付いた、生きている宗教。
祈りをささげる老若男女の姿がどこの教会にもあふれていました。

正教の美術、つまりはビザンチン美術が私にとって
とても身近に感じられて居心地が良いものとは昔から思っていましたが、
私はこの美術に一体どの時代に出会ったのでしょうか?
幼いころの幼稚園は出来立てのカトリックの園で
スペインからマドレーたちが来ていましたが、
正教の雰囲気はカトリックとはかなり違います。
今回あふれるほどのビザンチン美術の刺激を浴びることで、
山ほどのインスピレーションと、
不思議な帰ってきた感を味わいました。

1000mを超えるリラ山の中腹に忽然と建つ修道院は、高い城壁に囲まれ、
ここがオスマン帝国に支配されていた中世でも、
この僧院だけはブルガリア正教の聖域として手が出せず
別格に取り扱われていました。
10世紀に創設され、その後大火にあいながらもこうして
ブルガリア人の心のよりどころであり続けた場所です。

入り口を入ると、石畳が敷き詰められた中央に聖母教会の聖堂、
周りを取り囲むように4階建てのアーチ型の宿坊。
この宿坊の上の階には宿泊者だけが上がることができるのです。
観光客が誰もいなくなった夕闇の2階3階のバルコニーから、
静かな僧院を眺めてみたいという、
行く前からそこにいる自分がイメージできました。

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(教会内は撮影禁止ですが、こういったフレスコ画やイコンで壁が埋め尽くされています)

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(仲良しネコの親子がずっと一緒)

聖母教会の後ろには14世紀に建てられた鐘楼、「フレリョの塔」が。
ここの敷地で最も古い建物です。
登ってみました。
ここが祈りの場であるとともに、
石壁に細く切った狭間から、要塞の役目を果たしてきたのが見て取れます。
一人、薄曇りの中で登ったので、
いろいろ中世の戦いを思いめぐらしてしまいちょっと怖かったです。

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(フレリョの塔です。石造りの狭い階段で登れます)

宿泊予約開始の14時になるまでは、
素晴らしい規模のイコンやフレスコ画を眺めて圧倒されていました。

日本から宿泊予約ができない、当日勝負の(笑)、
お部屋を抑えるエピソードについては、またあした。

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