
今回の個展会場は、代官山のヒルサイドテラスです。
銀座で展示した奥野ビルが同潤会アパートの設計者による100年前の建物でしたが、
私はどうやら、作品だけでなく建物そのものにも物語のある場所で展示することが多いようです。
ヒルサイドテラスは、建築家・槇文彦氏によって、
代官山の街とともに長い時間をかけて育てられてきた複合建築です。
今年の「東京建築祭2026」にも取り上げられていて、
単なる商業施設というよりは、街の風景や文化の時間が重なった場所でもあります。
以前展示をした善光寺大勧進行在所も、200年以上前に奥書院として建てられ、
明治天皇御巡幸以降、皇室ゆかりの行在所として用いられてきた特別な空間でした。
そう考えると、私にとって展示会場は、
作品を置くためだけの空間ではなく、
その場所が持っている記憶や時間と作品が出会う場なのかもしれません。
代官山にお越しの際は、作品とあわせて、
ヒルサイドテラスという建物の佇まいも楽しんでいただけたらうれしいです。
さてさて、制作の方はといいますと、銀座の何倍もの会場ですので、
作品構成も組みなおし、
新たな空間が生まれるようレイアウトをつくりました。
果たして無事収まってくれるかどうか。
みなさまのご来場をお待ちしております。
〖坂本裕美個展 まゆと和紙の花 代官山会場〗
2026年6月19日(金)〜22日(月)
11:00〜18:00
※最終日は17:00まで
代官山ヒルサイドテラス E棟ロビー
入場無料
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