銀座・奥野ビルでの個展では、
これまでの「まゆと和紙の花」を、少し形を変えて展示しました。
事前に長野で何度も展示シミュレーションをして、
「これでいこう」と準備して持ち込んだのですが、
実際に会場で設置し始めると、奥野ビルの空間の力が想像以上に強く、
準備してきたデザインがそのままでは合いません。


そこで、いったん用意してきたプランを手放し、
会場に合わせて一から組み直すことに。
紺のフレームに載せる白いバラも、
黒いバラの壁面装飾も、
この場所で一番美しく見えるラインを探しながら整えていきました。




特に反応が大きかったのは、
黒いバラを壁面いっぱいに構成したアレンジです。
「この壁面を見ながらお茶を飲みたい」
「家の壁を全部これにしたい」
「こんな壁があったら、それを目当てにカフェに来る」
そんな言葉をいただき、作品単体ではなく、
空間全体の演出として見ていただけたことが印象に残りました。


この作品を見て!という作家ではなく、
どうしてもその環境を一番美しく仕上げてしまう。
カラコレスを始めた当初から、周りの空間を含めてこそ作品、
という私のスタンスはかわらず一貫しています。
奥野ビルという強い個性を持つ場所だったからこそ、
作品と会場が互いに生きる展示になりました。



ご来場いただいた皆様
ありがとうございました。
6月19日から予定しております、
代官山ヒルサイドテラスでの「まゆと和紙の花展」は、
また全く新しい世界をお見せできると思います。
そちらもぜひお越しくださいませ。

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