5月の銀座奥野ビルでの「まゆと和紙の花」の個展に続き、
代官山ヒルサイドテラスで、
さらに規模を大きくしての個展が無事終了しました。
何をそんな2か月連続の東京での展示?と思いますが、
それもこれもご縁のなせる業。
ご縁にお任せしてみました。
銀座奥野ビルは、圧倒的な存在感を放つ
クラシカルなビルでした。
一方、代官山ヒルサイドテラスは、建物一棟ではなく
街並みとして存在している特別な場所でした。

ヒルサイドテラスは、建築家・槇文彦氏の設計によって、
1967年から1992年という長い年月をかけて
段階的につくられてきた複合建築とのこと。
住居、店舗、オフィス、ギャラリーなどゆるやかにつながって、
建物だけでなく、
道や中庭、階段、外の緑までも含めて、
ひとつの都市の風景をつくっています。

高さを3階程度にまで押さえた低い建物群がならんでいて
東京の真ん中なのに、空がとても近く感じます。
余白のぜいたくを感じる街並みです。
私たちの展示会場はA棟から連なる建物のうちのE棟。
旧山手通りから少し奥まったレジデンスの1階のギャラリーです。

途中には猿楽神社があり、
そのこんもりとした丘は何と古墳なのだとか。
このあたり猿楽町の名前の由来にもなった猿楽塚古墳です。

搬入の時こそ、ばたばたで、
周りを見る余裕もありませんでした。
が、会期中は窓から見える大きなケヤキや紅葉の緑が、
とても良い気を運んでくれているのが分かりました。
なぜか銀座奥野ビルに続き、
代官山ヒルサイドテラスという、
特別な物語をもつ建物で個展ができたこと。
不思議なご縁に感謝です。
常日頃、「周りの空間を含めての作品」と思っているので、
つい「額縁」であるギャラリーのある建物のことも
お伝えしたくなってしまいました。

続きます。

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