
北欧のアレンジの「素材の使われ方」で想う事
あるときデンマーク人のフラワーアーティストの講習会で、
まだ青いプラムに爪楊枝の反対側を挿して
グルーピングでアクセントに使うデザインがありました。
その時は生花のアレンジでしたが、
お花でもフルーツでも何でも使ってしまおうと言う
好奇心とデザイナー魂を感じました。

同じ事をライフ・シガーソンのお店でも・・・。
小さなお店の前の柘植の四角いトピアリー数鉢の上に
生のキャベツが置かれています。
濃い緑の上にキャベツの薄緑の丸い形はなんだかかわいい。
トータルで美しければOk
たとえ組み合わせる相手が生花でもドライでも、
アート(アーティフィシャル素材)でも、ガラスでもアイアンでも。

コペンハーゲンのお花屋さんや街のショーウィンドーには
イースターの時期ではたまごやヒヨコ、
クリスマス時期には赤いりんごや
ゴールドの小物・・・ドライの素材の中に絶妙なバランスで
配置されています。
最近日本でもいけばなや生花のアレンジメントの中にも
ドライ素材やアート素材を見かけるようになっていました。
使える素材の幅が広がる事で、作品に奥行きが出せますね。

そうは言っても私達は「プリザーブド&ドライアート」のスクール。
生花を使うことはありません。
枠の中でどこまでぎりぎりの表現が出来るか
そこに創意と工夫を探します。
もちろんぎりぎりの中に「乾いたもの」なら何でも入りますけれどね!