




家の近所にすばらしく美しい畑がある。
住宅地の中に忽然と現れる300坪ほどのその畑。
まだこの季節には、一見他と何も変わらない。
種まく季節を過ぎ、野菜が芽を出した頃、または苗を植え終わったとき、突然その美しさが発揮される。
整理されているのだ。一糸乱れぬ配置、等間隔。
キャベツが前を向いて並び、ねぎも枝豆もピーマンも・・・それぞれの季節の野菜たちが、背筋を伸ばして並んでる。
よく見ると糸で間隔を測っているのが分かる。自家用の畑でここまで几帳面なのはあまり見たことがない。きっと持ち主の方は血液型O型かB型かな。いつもそんなこと考えながら横を通る。
仕事柄たくさんの方のドライアートの作品を見てきた。
血液型での分類は根拠がないといわれる。
が、面白いのは、丸いリースを渡してアレンジしてもらうような場合、デザインを見ていると血液型が結構当たる。
冗談で言っていた「カラコレス独断・血液型占い」を今回紙上初公開してみようと思う。
まずは血液型O型。
レッスンを見ていて、一番几帳面なのはこのO型の人たちのような気がする。
ていねいにワイヤリングした素材をテーブルの端からきちんと並べ、作品も中心を決めたシンメトリックなデザインを好むようだ。
隙間も気になるようで、きっちり素材をつめて行く。
逆に言えば、型にはまりやすい傾向があるかも。もう一歩はみ出したデザインにすることやバランスを崩す事にに四苦八苦したりする。このていねいさは、既定演技にパワーを発揮するグループ。
逆にA型の人は、丸いリースを丸くデザインしない人が多い。
はみ出させたり、リボンを垂らしたり、大きくはねだしたり・・・アンバランスの中で微妙なバランスを取る事が好きみたい。
かく言う私もA型。一般的なA型のイメージどおり、確かに細かい部分があるが、それはO型の几帳面さとはまたちがうのだ。
ジグソーパズルが苦手。ぬりえが苦手。完成予想のあるレゴもダメ。
お手本の上をなぞるのも、設計図を読みながら何かを作るのもイヤ。
つまりあらかじめ決められた完成に反抗するグループ。
O型と反対に既定演技に弱いのだ。自由演技になるといきなり元気になる。
枠にはめられるのはいや、枠を自分で作りたい人たちかも。
血液型B型の人たちは、様々な部分で格別なこだわりを発揮する。
例えば「この花とこの花の間に、同じ間隔でこちらの木の実を配置したいんですけど」なんていわれる。
B型って、実は数字に強い人たちじゃないかって勝手に思ったりしている。
デザイン的には点と線にこだわるのもこのグループの人たちだ。
また、「見えるとこだけきれいにアレンジできていれば、あとはいいじゃない」ってタイプが多いかも。こだわるところと、どうでもいいところがはっきりしてる?
B型の人、ちがってたらごめんなさい・・・。
さてAB型・・・う~ん、データがない。ひとり一人があまりにちがっていて、グループ分け出来ないかも。次回までにまた研究しておきますね。
さて、先ほどの美しい畑だが、持ち主がたまたま知り合いだったので、ある日聞いてみた。
「畑を作ってるあなたのお父さん、血液型O型かB型じゃない?」
その女性は目を丸くして「どうして分かるの? 確かにO型よ。」
ほ~ら、やっぱりね!
カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表 坂本裕美