
ヘルシンゴーのセカンドハウス

デンマーク、コペンハーゲンから電車で1時間のシェラン半島の北端、ヘルシンゴー。
そこに住む、以前お世話になった日本人の女性の方に、私の本を届けに行きお会いしてきました。
こじんまりとした小さな街です。
街の中ほどにある広場にはいくつもの小屋が建てられ、クリスマスマーケットが開かれていました。可愛らしいオーナメントが並べられ、スナックやホットドリンクを売るお店もあって、お休みの日にはさぞにぎわう事でしょう。

そんなところを一緒にお散歩しながら、コペンハーゲンは地価が高くなりすぎてとてももう住めない事。
ヘルシンゴーは通勤に便利だったが、ここも最近は値上がりしてこの10年で3倍?
とにかく若い夫婦はここでは家は持ちにくくなったことなど聞きました。

お友達がやっているという協会付属のセカンドショップをのぞきました。寄付されたものを売って協会の活動資金に当てるのだそうです。日本に17年住んだというデンマーク人の女性が切り盛りしていました。
食器や衣類、家具や本、ありとあらゆるものが並べられていて、日本のリサイクルショップの様相です。
値段は中古品にしては意外と高く、ここが消費税25%、所得税50%のデンマークである事を思い知らされました。

物を大切にするお国柄か、蓋のないびんや使い道の分からないものまで丁寧に扱われていました。クリスマス時期で、わらで出来たトナカイやエンジェルのオーナメントなども。
すごくていねいに天使の刺しゅうが施されたクロスを一枚買いました。
街中のお花屋さんもクリスマスアレンジが所狭しと並んでいて、眺めながら歩くのが楽しい季節です。