エリック・ビアリンのお店
2004年に、コペンハーゲンのストロイエ近く、ケブマー通りから日本大使館の近くにショップを移した、デンマーク王室御用達のお花屋さんです。
ストロイエ近くにあったときは、建物も古くて趣があり、小さいながらも宝箱のような素敵なお店で大好きでした。
天井からは重厚なシャンデリアが下がり、いつもちいさな作品たちを引き立てています。
店内は、色分けされた長めのキャンドルがアクセントになってコーディネートされています。
作品はトラディッショナルなものが多く、これぞデンマーク。
私が訪れたときは、来週始まるイースターのショウの準備でとても忙しいとき。それなのに2時間半もの間、仕事の手を休めて私の質問に答えてくれたり、デモンストレーションまでしてくれた。
イースターのときはお店中が「ビアリンのBのマーク」がペイントされた卵だらけになります。天井からも卵。床の鳥の巣のなかにもたまご。
卵だけでアレンジされたツリーのデコレーションも斬新。
白い花に赤いバラの華やかなリースをたくさん作っていたので、どこに飾るのか聞いたらフューネラル用とのことでした。故人の好きな花も使うのだそうです。
クリスマスの時期はいっそう華やか。木の実を多用するデンマークの昔からのスタイルを、じっくり見ることが出来ます。
スクールへの見本に、ゴールドのコーンにおさまった木の実のアレンジと、とっても小さなバスケット、アート素材と木の実が使われたかわいらしいブーケを買いました。
それからどこにおいても注目されそうな陶器の小さなバラと。
2004年夏に行ったときには、お店も新しくなりインテリアもよりモダンにされていました。
以前の古めかしい雰囲気に慣れているので、何か少し物足りませんが、ここでのクリスマスディスプレイがどのようなものになるのか、それもまた楽しみです。
これからオープンするショップのディスプレイを制作していました。
木の枝に薄紙で作った花をつけて・・・。
カラコレスでも和紙で作ったハンドメイドの花をディスプレイとしてよく使います。
ドライの素材と和紙は大変相性がよく、お互いを引き立てます。
自国の伝統が誇らしくなる一瞬です。