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カラコレス代表の坂本裕美のブログです。
日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。
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「自分のフレーム」と「あなたのフレーム」
… 子供のころ、たぶん小学校の3年か4年のときに読んだとても静かなSF小説です。…

「自分のフレーム」と「あなたのフレーム」

子供のころ、たぶん小学校の3年か4年のときに読んだとても静かなSF小説です。

タイトルは忘れてしまいましたが、平和な日常をおくる父親が出てきます。じつは、彼は宇宙からやってきた侵略者に作られたロボットで、その家の父親になりかわり、家族と穏やかな毎日を過ごしているのです。が、彼が「あることば」を口にすると、それがキーワードとなり大爆発を起こしてしまう、という設定。彼の以前の記憶は消され、自分はすっかりそのなりきった父親本人だと信じています。ところが、いくつもの状況証拠がつみあがっていくにつれ、彼は自分の存在について疑わざるを得なくなります。そして…ついに口にしてしまうのです。「この自分は本当の自分? もしかしたら私は別の…。」その瞬間、体の中で「カチリ」と起爆スイッチの入る音がしました。
……たしかこんな感じで終わっていたように思います。

短いお話です。なのに30年以上たってなお、鮮烈な印象をとどめているのです。「怖い」という表現さえあてはまらない、不思議な感覚が走り抜けたのを今でも覚えています。

物騒な物語に引き続き、もう一つちいさなお話。こちらは私がまだ仕事をはじめて間もない10年ほど前、広告に書く文章がなかなか人に伝わらなくて悩んでいたとき、ある広告代理店の方が話してくださいました。「お茶筒って、上から見たら”丸”に見えますよね。でも横から見たら”四角”なんですよ。見る角度によってぜんぜん違うんですよね。で、どっちも正しいんですよ。」目の前に見えているものだけが真実ではない(かもしれない)事に気付いてから、少しだけ断言することが減ってきたように思います。かといって、丸を見ている私にすぐ四角が見えるわけではありませんが、「あるのかもしれない、他にも…」とは思います。「絶対にこのデザインが美しいのです!」とは決して言わないカラコレスの考え方も、こんな小さなことのつみ重ねから来ているのかもしれません。

まるで日常そのものの毎日の中にあって、どの部分にガラスの仕切りを差し込むかで、見える景色が変わるのだと思います。角度も、大きさも、色も、人それぞれの仕切りです。私がいつも意識している「自分のフレーム」って多分こんなことです。そばにはもちろん「あなたのフレーム」もあります。

カラコレス代表
 坂本 裕美

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