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カラコレス代表の坂本裕美のブログです。
日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。
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コペンハーゲン通信 4
…夏からお伝えしてきましたコペンハーゲンの便りも、この回で一区切りです。 今回は滞在中の日記から…

コペンハーゲン通信 4


アパートメントの窓からのけしき

夏からお伝えしてきましたコペンハーゲンの便りも、この回で一区切りです。
今回は滞在中の日記から…

8月1日(日)

 今日はお部屋でのんびりしようと、ずっとアパートに居ます。窓をあけダイニングのテーブルで本を読んでいると、時折教会の鐘が聞こえてきます。晴天続きで窓を開けられるようになってからは、コペンハーゲンがずっと身近かに感じられます。
 ここはアパートメントの最上階。6階から見る外の景色はさえぎるものがありません。古い町並みを残すために、高い建物は建てられないのです。
見渡す限り続くアパート群の屋根。夏の短いこの地では、窓から見える青空は最大のご馳走でしょうか。 通りを隔てた向かい側にも同様のアパートが並びます。夜になるとそれぞれの窓辺にキャンドルが灯され、揺れる明かりが静かでそれは幻想的な世界をはこびます。私たちが暮らすこの家にもなんと50以上のキャンドルがホルダーにセットされていました。

 窓は木製の二重の開き戸。建物ごとにデザインが違うので、どこからどこまでが一軒なのかわかります。窓にしろドアにしろ、建てつけが悪い事はこのうえありません。内側のガラス戸は部屋に向けて開け、外側の格子の入ったガラス戸は通りの方へ開けますが、そとに開ける戸には鉄の古びたストッパーがついており、風で開閉しないようになっています。カギも鉄製で白く塗ってありみな違う形。建物もドアも窓も、階段も壁も、みな少しずつ曲がっていて、長い年月を補修しながら大事に暮らしているのが良くわかります。


8月11日(水)

 ポストオフィスに日本への荷物を送りに行った帰り道、近くのベビー服の古着屋さんに立ち寄りました。やわらかなトーンで揃えられたあまりに可愛いウィンドウのディスプレイに引き寄せられてしまいました。デンマークにしては価格が低いのと、同じ服がないことでリサイクルショップと気がつきましたが、それほど商品が良く手入れされて陳列されていました。

 ベビーというには大きくなりすぎた5歳の息子の(でもデンマークの人は大きいので)セーターを探していると、店主の老婦人が「ちょっと待っていて」と半地下のストックルームから幾枚か見つけ出してくれました。
オレンジ色のセーターとブルーのジャケットを選びます。
どちらもハンドメイドで丁ねいに編まれていて、このまま引き出しにしまっておくだけでも心が暖かくなりそうです。
ふちにちいさなレースがついた赤ちゃんの襟飾りも数枚・・・こちらはフレームに入れて飾ろうかしら。

 この国では”足りている幸せ”をいつも感じます。
またそれは”ちょっとの不足”あるいは”ちょっとの不便”にも通じるところなのですが、補って大切に暮らすことの快適さを思い出します。10年以上前、あふれるばかりの自然の中で暮らした一年。子供と一緒に摘んだ野山の花が、すぐに形を無くしてしまうのがしのびなくて私流に始めたドライアートですが、目の前にあるものを少しでも長く形にとどめておきたいという気持ちは、この国のそんな暮らし方にも共鳴するところがたくさんあるのでした。

カラコレス代表
 坂本 裕美

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