




2012年8月 4日 [仕事のひとこま]
どこかに「共通の〇〇」を用いると差が際立つ
お客様のご要望でオプションのレッスンをした。
同じかたちのアイアンの背の高いフラワーベース3つに
それぞれ形の違うミニブーケを飾った。
ひとつはミリオンブーケ。
丸い形が生きるようにリボンも短く入れて全体にマッチ。
もう一つは横長のラインを出す
ガーランドブーケ。
中央にバラを集めて両端はリーフ。
アンティークのパールのネックレスをさげたらとっても素敵になった。
最後はキャスケード...といってもバラ3輪をメインにした
こじんまりしたライン。
このキャスケードにリボンを入れようとするのだが
どうしても思うようにおさまらない。
突然そのお客様が
「上からのキャスケードでなくて、下から上へ
上っていく形にしたらどうでしょう」と素晴らしい提案。
セットしなおすと歓声があがった。
白いアイアンの口元も見えて完璧なデザイン。
「全部のブーケが同じ高さでつまらないなあと思ったんです」と。
さすがっ。
もう自宅で教室を開いているだけあって
バランス感覚も抜群。
ひとつがきまると残りの風景が一気に見えてくる。
「これも少し下げてみていい?」と
横長のラインのブーケをほんの少し口元から下げて
しかも少しだけ斜めにセット。
う~ん、このアンバランスなバランスが最高に素敵。
支えているのは3つ同じ形のフラワーベースと
同じ質感、色調のバラ。
「共通の要素」をベースにしたことで
差が際立ってくる秀逸なデザインでした。
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