




昨年に引き続き、今年も生徒作品展の映像撮りをお願いしました。
昨年と同じカメラマンさんがいらして「お客さんが多い」とびっくり。
カラコレスの作品展会場はながの東急さんの5階の連絡通路と
4階へ降りるオフギャラリー。
今年は5階のホールと本館で大人気の北海道展を開催しているため
半端でない人出。
映像の収録もお客様のご迷惑にならないように
相当神経を使ったはず。
ご苦労様です。
カメラマンさんには、「昨年に比べてより空間を意識した作品が多くなっている」と
さすが、アーティストならではのご意見をいただきました。
今年は昨年以上にフラワーベースにもこだわり、
グレードの高い素材を十分に用意して生徒さんに創造性を発揮していただきました。
今年の作品展を見ていると、ここはもう「優しい癒される空間」ではないなと感じます。
何かをぶつけるような、とても激しいエネルギーが充満している。
本来創造ってそうなのでしょうね。
それがストレートに出てくるようになったというのは、
それぞれの生徒さんが「趣味の域」を超えて「表現の域」に入ったせいなのでしょう。
教える側の私も、最近の「スクールの仕事」が第二段階に入ったのを
強く感じています。
今までスクール経営は安全、安定を大事なことにして
「そうはいってもある程度受け入れられることを最重要に」デザインや花材を組んできましたが
研究生たちの急成長が、私の実験魂に火をつけました。
妥協することなく高品質で素敵なものを提供し続ければ
必ず答えてくれる人たちがいるということ。
研究生のうちの14名が一気に「個展」を開催するのも
それが自然に具現化したのだと思います。
どこまで行くのかわかりませんが、
さらに華麗に、さらに複雑に、さらに個性を超えて、さらにさらに・・・
数年ぶりに顔を出してくださった昔の生徒さんが
「以前に比べるとますますゴージャスでシックになっていますね」と。
一見矛盾したその言葉の中に、
また一段と振り子の振り幅が大きくなった事を発見したのです。
生徒作品展は30日までながの東急百貨店で開催中です。
今年のこれは、絶対に見逃せないです。