通所リハビリに通い出した母が、
そこでもらえるナンプレにはまっている。
そういうの、昔から好きなので、
しかも後から入ってまだお友達を作る余裕もない中、
こんな楽しいおもちゃをもらって、
時間を忘れて取り組んでいるらしい。
しかも家に帰ってきてからも、
もくもくと楽しんでいる。
他のがあったら買ってきて、というので
近所のスーパーの書籍コーナーをのぞいたらびっくり。
ナンプレと大人の塗り絵ばかりが棚にぎっしり。
購買層に合わせた、合わせすぎた、セレクション。
潔く他を全部捨ててる。
目の悪い母に大人の塗り絵は難しいので、
ナンプレ数冊を買って帰った。
そのことを生徒さんに話したら、
大人の塗り絵の展覧会があるのだとか。
制約がある中でしのぎあう創造性も絶対あるので
見てみたい。
ただ、その生徒さん、
「人の作った下絵を塗るのは私には向いていなそう」って。
ああ、もううちの生徒さんそのもの。
「ジグソーパズルにはまったことある?」と聞いたらそれもない。
下絵から全部自分で描きたい人が集まってるのよね。
みんなと同じ、とか、これを見本に、とか
そういうことに心地よさを感じない人たちが確かにここいると。
創造と破壊のクリエイターたちには
なかなか「大人のぬりえ」は難しいかも。