東京で開催されたアンティークのコインショーに、
アンディークディーラーさんのお知り合いショップの方が
モナコから出展するからと誘われた。
日本の小判から、ローマ時代などの古代コイン、までいろいろ。
いただいたカタログも美しすぎる。
まだ形が整っていなくて、
その上摩耗してしまっているのが
なんとも味があって素敵。
やっぱりここでも古いものに目が行く。
希少価値とか資産価値とか、
そういうところでない、物語の価値や
デザインの価値で見てしまう、
私やディーラーさんでした。
塩野七生の「ローマ人の物語」文庫50巻くらいあったのを読んだ時に、
表紙が全部古代コインだった。
治世が乱れるとコインにそのまま影響してみていて面白い。
若い男性がいとおしそうに銀貨を購入していて、
「ここのお店はおすすめなんですよ、
たとえばこの銀貨なんか、ネロのお父さんのもので、
価値があります。好きですね。」と嬉しそうに。
それぞれのブースで真剣に見ている人に
いろいろ聞きたくなってしまう。
きっと自分とコインにまつわる
物語があるんだと思う。
それを聞きたい。
そのあとは開催ホテルでアフタヌーンティー。
時間を忘れる一時でした。


ぐぐっ可愛すぎて食べられない…