デンマークの伝統料理「スモーブロー」

滞在していたのがキッチン付きのアパートメントだったので、1ヶ月の間たいして外食をすることなく過ごしてしまいました。それはそれで子供連れには大変助かりましたが、おいしいデンマーク料理を食べる機会が少なかったのが残念。
そんな中、たまたまお昼時に外出していて食べたのが屋台のホットドッグやサンドウィッチと、チボリ公園内のレストランでのスモーブロー。
ホットドッグは子供たちがデンマークで食べたいもの一番にあげていたもので、かりっと焼いたバケットに焦げ目をつけたソーセージ、ピクルスにケチャップ、マスタードといういたってシンプルな取り合わせ。再現できそうなのに出来ないところを見ると、素材の持ち味がポイントのようです。辛いのが苦手な長男は、マスタードを入れずにケチャップを大目にしてもらいました。

大人にとってはライ麦パンにバターを塗って、その上に趣向を凝らしたお料理を盛り合わせる「スモーブロー」が楽しみ。これはデンマークの伝統料理です。
形式はオープンサンドですが、この国ではナイフとフォークでいただくれっきとしたディナーになります。チボリ公園のガゼボの中に運ばれてきたスモーブローはサーモンのミンチの上に玉ネギとハーブ、生卵の黄身が付いてボリュームもたっぷり。
先ずパンの美味しさがあってこそのお料理と思われます。
デニッシュという甘いパンがあるくらいですから、パンの美味しさは有名なのかもしれません。ただしスモーブローに合うのは控えめにスライスしたパン。噛み応えとバターの風味は隠し味に欠かせません。その上海の国ですから魚介類も新鮮。エビやお魚のフライ、ニシンの酢漬け、他にもお肉料理やサラダ風などメニューはエンドレスのようです。