





日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。

以前イギリスに3か月留学した生徒さんから
「日本なら100円で手に入る程度のボールペンが
ほしいと思ってお店を探しても、えっこれがこんなにするの?というものしか
見当らない。そういうところは便利よね、日本って」と。
確かに、それはほかのヨーロッパの国でも一緒で、
多分西欧以外のどこの国でもそうなのかも。
子供たちを連れてコペンハーゲンで滞在したとき、
同じような不便に直面した。
それまでの滞在は「旅」であって、子供連れで「暮らす」となると
いきなり見えてくるものがあるのよね。
不在だと小荷物が中央駅まで戻ってしまって
もちろん再配達なんてないので取りに行く。
建って100年のアパートの最上階ともなると、
夕食時には水道から水が出なくなるなんてこともしばしば。
エレベーターもしょっちゅう止まってた!
古いドアで立てつけが悪いので、
家のキーを挿しても簡単には開けられない。
などなどなど山のような不便を通り越して
古いもの、古い街並みを大切にする心地よさや、
助けてもらうこと、助けてあげること、人の親切心に触れたり、
不便な土地らしいオリジナルな食品や文化に出会ったり、
そういった楽しさと引き換えにして。
で、ここ長野でも、先日ある場所に出かけて筆記用具を忘れたことに気が付き
この辺りにコンビニがあったはず、と思ったらすでに撤退。
見ると以前あったお店が結構あちこちしまっていて、
かなり歩いて老舗の文房具店までたどり着き
「とりあえず」のつもりがそんな商品がなくて、
結局きちんとした文具を買うことに。
まるでコペンハーゲンで感じたことと一緒。
これから来るであろう不便に備えるには、注意深くならないとダメで、
その準備にあてる時間も必要。
時と場所にもよるけれど、そういう選択肢も
自分の中に持ちたいなあと感じたので・・・。
数人のお客さまと急に話が持ち上がった暑気払い?に行く。
韓国料理の焼肉屋さんへ、
お肉の食べられないお客様(それでも行ってみたいと)、
辛い物が駄目なお客様(それでも行ってみたいと)、
お酒が飲めない私などなどのメンバー構成。
ビールジョッキ6杯くらい平気というスタッフも交えて。
おいしかったし楽しかった~。
場所は「アリラン」さん。
段取りしてくださったお客様、ありがとうございました。
小さな集まりを今後も少しずつできいればいいなあ・・・。
東京での用事のついでに神保町のアートブックショップに立ち寄った。
ここは世界のクラフト関係の洋書が高い棚まで詰まっていて楽しい♪
立ち寄ったといっても結構しっかり見ていたので
狭い店内に優に2時間近くは滞在した。
仕事の参考資料に数冊買ってレジで精算するときに、
長女の好きそうな作風のポストカードの画集があったのでついでに購入。
すぐ送れるように紙袋にいれてもらった長女宛の画集を
そのままその足で住所を書いて投函。
長野まで持って帰るのも重いので。
帰宅してから夜電話で大学生の長女に
「今日神保町であなたが好きそうな作風のポストカード見つけたから
アパートに送ったよ」と伝えると、
「え~私も今日神保町にいたんだよ!
竹尾見本帖さんで紙をえらんでたの、授業で・・・」
聞くとほぼ同じ時刻。
長野からと小田急線沿いのそれぞれの場所から、あらら・・・。
メールして画集手渡しすればよかったのに。
「私最近○○が好きなの」とはアーティストの名前。
では送ったポストカードはもう好みじゃないなあと思いつつも、
こういう話ができるようになったのはなんだかうれしい。
今しかできないことにどっぷりつかってね!
夏のある日一人で田舎にある親戚の家に遊びに出かけた。
親戚のおばさんが、忙しい農作業の合間に私をつれて、
村の中のあちこちを案内してくれた。
もう社会人になってからのこと。
私を車に乗せて連れて行ってくれたのは人が建てた施設でも観光名所でもなく、
八ヶ岳のすそ野が見渡せる場所や、
一面に畑が広がる風景、
珍しい大きな岩が重なったのや、
おばさんにとってごくごく近所のありふれた風景。
ありふれてないのは、それを私に伝えることば。
「ここはね秋になるとあの木が色づいてとってもきれいなの」
「ここにはこういった言い伝えがあってね」
「ほら、きれいでしょう」
日々見ている風景に感激していないと出てこない言葉の数々。
これが一つの理想だなあ。
自分の今いる場所をしっかり目を開けてみていたい。
場所とか環境のことだけではなくて、
日常と非日常を意識して自分の中に持っていたい・・・
クリエイターの皆様は見本の通りになどやらないのだ・・・
そうだった、忘れてた。
そんな楽しい講座でした。
フェイスブックに画像をアップしておきましたので、
このページの右側の窓からご覧くださいね♪
エネルギーを外に向けて放出(つまり表現)した途端、
中にできた空洞に一気に空気が流れ込むように
新たな創造性が生まれてくる。
呼吸のような「入れて出して」ではなくて、
そういったことって一気に、すべて同時に起こってる気がする。
昨日もついそんなことを感じてしまうくらい
充実して、疲れる(笑)ほどの講座でした!
来月はいよいよ帽子をカットして作るブーケですよ、
クリエイティブの極み!
お申し込みは急いでね♪
あっそれと、こんなところに連絡です。
先週皆様のお手元に届いたスクールカレンダー、
表記日程が違っていました。
8月の川中島は1日
上田は19日、千曲は26日です。
あいかわらずそそっかしくてご迷惑をおかけします(汗)!
毎年言っていますが、「一年は早い!」。
今年も秋のカラコレス生徒作品展の日程が決まりました。
11月17日(木)~23日(水)
ながの東急百貨店 本館5階通路と別館シェルシェオフギャラリーにて
早いもので15回目の作品展です。
が、みなさんにとってはそれぞれが新鮮な発表会。
例年お盆過ぎに動き出しますが、今年は早いです。
昨日のスタッフミーティングでは、
すでに永田先生が仕入れた第一陣のフレーム関連のお披露目があり、
アンティーク調のおしゃれなフレームにスタッフもため息・・・。
レッスンの合間にご覧いただき、
ご予約いただけるようにしておきますね。
今年はアンティークレースや小物を使った作品なども
登場しそう。
そうそう、クリスマスオーナメントも
アンティークで色がとってもきれいなものを
ボストンから買い付けてきてるのでした。
こちらも近々お披露目しますね。
もちろんお取り置きOKです!
さあ、今年はどんな作品に挑戦しましょうか、
お盆が過ぎたら少しずつ具体的な形にしていきましょう。
講師とのカウンセリングも始まりますので、
イメージをまとめておいてくださいね。
何かを読みたいわけでも、
テーマがあってそれについて探しているわけでもなかった。
ただただ大量にある本の中に放り込まれて
そこで何を選ぶのか知りたくて、軽い気持ちで。
普段は仕事以外のことで何かを選ぶためにあまりエネルギーを使いたくない。
ただそんなことを言っていると
「乾いたぞうきんを絞る」ようになってしまうので、
これはぞうきんを水に浸す作業。
たとえ悪すぎか・・・。
ただし興味のある本があっても借りて帰らないこと。
家に持ち帰るとまたまたそれが「to do 」になって
インスピレーションも何もわかなくなってしまうので。
今ここでだけの瞬間的作業。
2階に行って、自然科学や宇宙のあたりを見ていた。
ミツバチ関連の本がたくさんあったので
4冊ほど借りて閲覧テーブルの上でぱらぱら。
働き蜂って羽化してすぐのお仕事はお部屋の掃除で、
それから幼虫たちの身の回りのお世話、
外に蜜を取りに出かけるのは一番年長になった蜂なんだ・・・。
4冊もパラパラして心に残ったのがそこ。
だから何?というわけでもない。
何もなかったからこれでやめ、というものでもない。
この中途半端さがいいのよね、と
何でも肯定してしまう本日の私でした。
また近々行くの。
窓という窓を閉めてそれでも寒くて
ヒーターを出してきてつけていた(笑)。
なんだか思うように体が動かず、
ほんの少し横になっていたら久保先生がレッスンの準備に入る。
「今日寒いね」
「ええ、涼しいですね」
「私、ヒーターいれちゃった」
「え?そ、それほどではないかも、外はまあ普通に暑いですよ」
そのあとも力が入らず、ハリネズミをかまって遊んで
やる気でないなあ・・・なんて思っていた。
午後になるにつれだんだん体が軽くなって、
あれ?っという感じ。
もしかして風邪だったのかな?
レッスンが終わるころお客さまのところに
ごあいさつに行けるようになった。
私の歩き回る足音を聞いた久保先生が、
「いつもの(歩く)速さに戻りましたね!」と笑う。
真相がわかったので、しかも体調が回復したので、
今からがんばってたまった仕事を片付けるのだ~!!
ちょっと早いですが、
8月のアンティーク・クラフト講座がすごいです!
先日ボストンのアンティークフェアで買い付けてきた
おしゃれな帽子を使ってブーケをつくります。
もちろん一人ひとり違ったデザイン。
同行した中沢先生が素敵なブーケの見本をつくってくれたので
撮影してまたアンティーククラフトのページでもご紹介しますね。
レースや小花がはいってとっても素敵。
アンティークの帽子は昔の女性のおしゃれのかなめ。
それはそれは洗練されています。
20個しかありませんので、全くの先着順です。
開催は8月24日(水)10:00~正午 ホテル国際21にて。
8月は日程が合わないけれど、
ほかの月のアンティーククラフト講座でこの帽子のブーケを
作りたいという方のご予約も開始しました。
すぐにいっぱいになってしまいそう・・・。
もちろんいつもご参加されている方は、
承り済みですのでご安心を。
それからマニアックついでにご連絡です。
あの幻のガラスのホルダーをつかったブーケレッスン、
大好評です!
皆様お目が高く、高価格帯のホルダーからご予約いただきました。
126,000円のレッスンはすでに完売。
73,500円のグリップがひねった感じのホルダーはのこり2名となりました。
36,750円のホルダーはこちらはまだ大丈夫です。
細いグリップが繊細でこちらも人気です。
ご興味おありの方はお申込みお急ぎください。
カラコレス 0120-112-897まで
今回皆様のご感想をお聞きして、
「本当に価値のある良いものをご提案すれば、わかってくださるお客様がいる」ことに
私たちも勇気づけられました。
もちろんこれからも喜んでいただけるように
がんばりますね♪
8月に発行する予定のカラコレス通信の
インタビュー記事がライターさんから届いた。
プリザーブドフラワーやウェディングブーケ、
フェイクのウェディングケーキなどなど・・・。
多方面からのカラコレスのレッスン体験者の声を集めた特集。
それぞれのご自宅でインタビューに答えてくださった3名の方が
思い思いの視点から「カラコレスのレッスンは型がなくて自由」と
言ってくださるのが興味深かった。
型がなくて自由だから楽しい、
型がないから大変。
皆さん、とらえ方はそれぞれだが、
「型がない」と言いながらも「カラコレスらしさ」を
十分感じてくださっている。
この「カラコレスらしさ」こそが、実は「型」なの。
それは何から来るかと言われれば、
選ぶ素材の雰囲気であったり、組み合わせ方であったり。
デザインの中に「ギャップ」を生み出すことを
すごく意識している。
主役の素材より脇役探しにやっきになっているのもそんな理由。
「かわいいだけ」「きれいなだけ」なアレンジとは
一線を画する部分です。
はからずもお三方のインタビューから
そんな「カラコレスらしさ」のお話が頂けてうれしかったのです。
目に見えない「型」を、みなさんきちんと見てくださっていると・・・。
私たちが扱う「型」は、対象を前にして言葉にすると、
毎回違った表現になってしまうので、
ないも等しいものになってしまう。
でもそこにあるんですよね、確かに。