





カラコレス代表の坂本裕美のブログです。
日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。
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2019年6月 6日
横浜開港当時、貴婦人を飾った造花の香りを復刻できるかも・・・
メーカーさんにお願いし、ちょっとした実験をしているのです。
横浜が開港し外国人居留区が設けられると、
外国人向けの身支度を整えるための品物や食品など新たな商売が生まれていました。
谷崎潤一郎の小説にも
「彼ら(西洋人)を相手に商いをする花屋・洋服屋・婦人帽子屋・
西洋家具屋・パン屋・カフェ・キュリオシティショップなどが一杯に並んでいる」とあるようです。
私がお話ししているのは、ここでいう「婦人帽子屋」でしょうか。
開港から明治大正時代に至るまで文明開化の香りも豊かに、
エキゾチックな町が生まれたのです。
その元町に、いくつか日本でも最も早い時期に、
外国人向けに始まった造花専門店がありました。
その中のひとつが脈々と技法を子孫に残していましたが、
今年、末裔の方が高齢を理由にお仕事を退かれました。
その際、使わなくなった機械を
私がお世話になっているメーカーさんに託されたのだそうです。
メーカーさんからこのお話をお聞きして、
いてもたってもいられずに、ある生地を持ってお話を伺いに行きました。
それがこちらのアンティークの生地です。
その特殊な型抜きの年代物の機械を使って、
年代物の生地が花としてよみがえったら、それはそれは素敵。
しばらくしたら試作品が出来上がってくる予定です。
日本のお教室の、ほかのどこにもお声をかけないで、
まずはうちにご連絡をくださったメーカーさんに感謝です。
正真正銘、ここでしか手に入らない花が生まれそうです。
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