ブログ – ページ 4 – プリザーブドフラワー教室 長野市 カラコレス

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カラコレス代表の坂本裕美のブログです。
日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。
インスピレーションの種   仕事のひとこま
暮らしのひとこま   その他のつれづれ

旅を重層的にしてくれる人たち ブルガリア・ルーマニア旅⑨

ロコ旅というマッチングアプリがあって、
世界中の現地在住の日本人の方々と繋がれる。
こちらのニーズと先方の提案が合えば手数料などもお互い相談、
お互いにOKならお手伝いを頼む仕組み。

春にマンチェスター行の時に、
立ち寄ったパリで、夫との還暦記念写真撮影を
プロのカメラマンにお願いして
とてもきめ細かで良かったので今回も。

といっても今回は撮影ではなくて、
イスタンブール在住のロコさんには
イスタンブールからソフィアまでの夜行列車のチケットの購入を。
これ現地でないと買えなくて、
しかも列車発着駅ではない駅で購入しなければならず、
時間的に厳しい状況であったのを解決していただいた。
本業もガイドで、
とにかくレスポンスも早くお仕事も完璧。
イスタンブールの空港でチケットをいただき
少しお話ししました。

もう一方はソフィア在住の音楽家の方で、
こちらは最初野犬の情報をお聞きしたところから始まって、
(結局ブルガリアにはほとんど大きなワンちゃんはいなかったのですが)
夜行列車情報、現地のレストラン情報、
最後には郵便局で生徒さんのポストカードを投函するのもお願いしました。

海外の郵便局ってそれはそれは手間がかかって
事情も分からずで大変。
ポストもありましたが
ブルガリアのポスト投函が少々心配だったので。

こちらのロコさんもその都度大変親切に情報を集めてくださり、
ソフィアではお礼におすすめレストランでお食事にご招待して、
現地情報をいろいろお聞きしたり、
そのあと夜の街を3人でガイドしていただきながら散歩も。

沢山の方が登録している中で、
どの方を選ぶかが肝になってきますが、
人とのやり取りの中で人柄が見えてくるので、
今までの方は全員出会いに感謝するような素敵な方たちでした。
が、皆様もし「ロコ旅」を使われる時には
その辺の見極めが大事かも。

本日はソフィアの風景特集で。

聖ソフィア教会、首都ソフィアの名前の由来になった教会だとか。
6世紀に建てられたが現在の建物は1900年代以降の復元。
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公園の巨大ツリー、シックで素敵でした。
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ロシア正教の教会、聖ニコライ・ロシア教会。
ロシア正教とブルガリア正教はまた違うらしい
・・・正教は上に国名が付くだけで中は一緒、と聞いたけど。
日本にもハリストス正教会がありますが他にも在日ルーマニア正教とか
沢山の国の在日正教会があります。
少しずつ変わってきているのかもしれませんね。
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聖堂の近くでイコンを売っているのはよく見た風景ですが
こちらの画家さんはまた違うタッチ。
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聖ペトカ地下教会。
14世紀オスマン治世のただ中に、半地下でこっそり建てられた教会だとか。
教会のほとんどは中の撮影禁止。
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いきなり街中に。
こちらはロコさんが教えてくれた、
イギリス資本のフランチャイズレストラン。
お手頃で多国籍フードでおいしいとか。
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この小さな公園が、これからクリスマスの飾りつけになるのでしょうか?
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街にはトラムが走っていますので、こんな線路がどこにも。
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こちらは旧式車両
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バーニ・バシ・ジャーミヤ
1566年建立のイスラム寺院。
バーニャは「風呂」を意味するのだとか。
やっぱり温泉大国ブルガリア。
近くに昔の中央浴場があるそうです。(今は歴史博物館になってるそう)
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こちらは聖ネデリャ教会。
ブルガリア正教の教会です。
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地下鉄に乗って、ロコさんに教えていただいたレストランに集合です。
1960年代からの構想で完成が1998年とか。
そんなに時間がかかったのは、古代ローマの遺跡があったのも大きかったよう。
最初にご紹介したセルディカ駅の構内の遺跡は、
今も地下鉄と共存しています。
地下鉄は今も拡大していて、切符もクレジットカードタッチでOKです。
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現地ロコさんに、伝統的なブルガリア料理と
ワインも楽しめるモダンなブルガリア料理のお店とどちらが良いですか?
と言われて、モダンな方を。
鴨やチーズが驚くほどおいしかったです。
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そのあとはみんなで夜の街を案内していただきながら散歩。
夜のクリスマスマーケット(もう閉まっていましたが)へ
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ブルガリアの首都・ソフィアはここまで。
続きはまた、明日かあさって(笑)~

旅について思うこと ブルガリア・ルーマニア旅⑧

旅程14日間中、1日ツアーと3日間ツアーを現地で入れたので
その部分はらくちんな旅かと思いました。
が、ツアーを入れるまでが、
できれば自分たちで全部手配して歩きたいと思っていたので、
いろいろ調べて、
結局地方と地方を結ぶには時間がかかりすぎて
という紆余曲折の上の選択肢がツアー。
交通機関もネットでも予約できる部分もありますが、
本数が少なかったりアクセスが今一つはっきりしなかったりで、
現地に行ってみないとわからないという不確定要素が強い旅でした。

ただ事前にいろいろ調べてプランを立てたり
そのプランを捨てたり、代案を立てたり、
こういうことがまだできる力が残ってるんだなと思いました。

日常の連続からの脱却というか。
毎日が同じことの繰り返しになりやすい中で
旅はわかりやすいちょっとした挑戦になると思います。
筋トレみたいなもの。

今回一緒にいった友人はライターでありジャーナリストなので、
計画を立てるより、
そこで起こっていることを受け入れる準備ができていると感じました。
現地に強い。
私は対応力に弱いので、いったん
できるだけ自分の中にイメージできるものを明確にして行きたい。
そこで事前の下調べになります。
ただ二人とも歴史も文化も興味があるので、
事前に読んだり見たりが楽しかったのですが、
お互いにまだ現役でそこまでの時間的余裕がありません。

結局行ってきてからの感動を
帰ってきてから反芻することで何倍も楽しめています。
そこにいったん立てば、帰ってきても風景が見えるし
空気も感じるし。

知ったあなたは知らないあなたに戻れない、と
仕事をしていく中である人に言われましたが、
すべてにおいて言えることだと思います。
沢山の場所を旅して、
「それについては知った私」
をこれからも増やして、
感じる世界を広げていけたらいいなと思う。

こうやって生徒さんに共有するのも楽しみのうち。

さて、残りのソフィアを駆け足で。

ブルガリアは冷戦時代、東側諸国の中でも
最もソビエト連邦に忠実であったといわれます。
今社会主義色のある建物は壊されたといいますが、
今までの西欧諸国と少々違う
画一的で平面的威圧的な建物も目立ちました。

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レーニン像の後に建てられたという聖ソフィア像。24m
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トラキア人の時代、古代ローマ時代、
第一次ブルガリア帝国時代があって東ローマに制圧され
その後オスマントルコに制圧された500年、
は第二次ブルガリア帝国時代でもあり、
その後の共産主義時代。
歴史が長いだけに複雑怪奇(汗)
付け焼刃におさまりません。

歴史の長さに相まって
ブルガリア正教会が圧倒的に多いけれど、
ロシア正教会も、モスクもシナゴーグもあります。

中央市場の向かいのシナゴーグに入ってみました。
厳重なパスポートチェックと持ち物検査の上で中へ。
撮影はOKでした。

ヨーロッパ最大のシナゴーグとか。
シャンデリアは2トン。
壮麗で、でも今も祈りの場で、床のPタイルがアラベスク模様なのが印象的でした。
Pタイルにこんなのあるのねって。
入口のそばに砂場があって、三輪車やおもちゃが置きっぱなしになっていて
そうよね、と。

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そうそうブルガリアは温泉大国なのです。
(話が急に変わる)
古代ローマ時代の浴場跡もあちこちにありますし、
今でも裸で入れる共同の温泉があるということでした。
時間があったら行きたかった~(温泉好き)。

続きはまたあした~

ブルガリアの首都ソフィアの中央市場へ ブルガリア・ルーマニア旅⑦

ハンガリーのブダペストに行ったことがある友人が
中央市場が素晴らしい建物だった、というので
ここブルガリア・ソフィアの中央市場にも行ってみました。

自分が今回ルーマニアにも行ってようやく
ブカレストを認識しましたが、
それまでブダペストとブカレストがごっちゃになっていて、
友人に「それはブダペストね」と訂正される始末(笑)。
やっぱり体験に勝る記憶はないなあ・・・。

ブダペストの中央市場に比べるとかなり貧弱とのことですが、
私としては予想外に重厚な建物の中にあって面白かったです。
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(中央市場の時計台です)

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この建物の中が市場です。
市場と言っても大きなショッピングセンターになっていて
昔ながらの市場感は薄いですが。
1910年建造で、2000年に今のようなショッピングセンターになったそう。

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(2階から見たところ。アイアンの屋根が美しいです。)

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珍しくクリスマスツリーを売っていました。
たいていヨーロッパではクリスマスマーケットに山積みで売っているのに
見かけないなあと思ったら、
現地在住の方に、「専門店で買う」と教えていただきました。
ほうほう。

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オレンジも豊富。自国産でしょうか?
南はトルコも近いですし、恵まれた環境です。

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ワインとチーズに目がない友人は
チーズの豊富さに興味津々。
私はこっち♪ お魚!!

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(さ、さ、さばきたい(^O^))

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(魚料理は、これ和食じゃないの?のイメージ)

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(バラの産地ですから、コスメも充実)

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(和食の調味料も充実)

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(私の大好きなピクルスも巨大でした)

この中央市場が面白いのは、
地下にもお店があり、なんとそこにも遺跡が共存なのです。
ローマ時代の浴場跡だそうです。
ちょっと覗いてみますね。
地下では地元のフラワーアーティストが
活け花展を開催していました。
第35回日本文化月間なのだそうです。

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(作品の後ろに遺跡が見えます。 その後ろに書店)

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(生徒募集のコメントも)

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(作品と遺跡)

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(作品と遺跡)

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ショップのいたるところにある遺跡が
発掘された経過を示すプレートです。

魚と花展と遺跡、ギャップを楽しみました。
ではまたあした~。

ブルガリア・ソフィア一回り ブルガリア・ルーマニア旅⑥

こんなにも快晴のソフィアはここ最近珍しかったのだとか。
その通りで翌日からずっと旅行中小雨。
傘が手放せなくなりました。
ですから青空のソフィア風景は貴重です。

ぐるっと一周しますね。
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ソフィアを代表するブルガリア正教の寺院
「アレクサンダル・ネフスキー寺院」です、大きい。
5000人を収容できるブルガリア最大で最も美しいとされる寺院です。
オスマントルコから独立するきっかけになったロシアトルコ戦争の時
犠牲になったロシア兵20万人を祀っているのだとか。

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この巨大な建物のの中がイコンとフレスコ画で埋め尽くされ
それはそれは、な迫力です。
ブルガリア、ルーマニアの正教の教会内はどこも
隙間なくフレスコ画が描かれていて、
厳かでいながら静かに迫ってくるものがありますね。
私が唯一知っている正教会は夫の実家がある函館のハリストス正教会ですが、
そちらはイコンをのぞけば内部はかなりシンプルに思えます。

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(アイアンの細工を見逃せない習性のわたし)

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ブルガリア移動中、クリスマス装飾が少ないなあと感じました。
11月下旬でしたので、ちょっとデコレーションには早かったのかも。
それにしても。
ロシアのXmasがグレゴリオ暦で1月7日だそうなので、
ここもそんな感じなのかと思ったり、
でも後で調べるとブルガリアはユリウス暦の12月25日なのです。
クリスマスは家族と静かに過ごして、
そのあとは全員で教会でお祈りする敬虔な正教徒の過ごし方のようです。
これは見つけた数少ないクリスマスデコレーション。

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こちらはソフィア近郊の世界遺産「ボヤナ教会」です。
この教会も古く、11世紀、13世紀、19世紀の3回の構築が
横から見るとよくわかります。
中のフレスコ画は生き生きとしていて
私の知っているデザイン的なビザンチン絵画ではない、
もっと動きのある絵でした。
光を当てないように窓がとても小さく、
中に入れるのも10人ほど限定で守り継がれています。

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(時代によって石の積み方が違います)

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街も歩いてみました。
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ヴィトシャ大通り、ソフィアのメインストリートで歩行者天国です。
周りの木々の葉が紅葉していて印象的。
ショッピングストリートなので両替もあります。
日本の新券の一万円札、両替してみました。
すっごーく時間をかけて何度も確認して
お断りされました(泣)。
ドルは大丈夫だった♪
友人がクレジットカードでキャッシングをしてみましたが、
最低が400レヴァと決まっているようで、
その仕組みがわかるまで苦心しました。
ちなみにブルガリア通貨は1レフ(複数だとレヴァ)が82円位です。

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ヴィトシャ大通りにはガラスで冬用に作られた
仮設のこういったレストランがあちこちに。
ここは友人の勘で伝統的なブルガリア料理っぽいと入ってみました。
店中の造花の装飾がとても素敵です。

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友人は地元のクラフトビールを。
チーズもお肉も野菜も、どれもおいしくて、
友人の勘、大当たりです。
夕ご飯までたどり着いたところで、
本日ここまで。
年末のお忙しい時にお付き合いいただきありがとうございます。

続きはまたあした、

旅行のお話だけだと飽きちゃうので、
そろそろ違うお話も混ぜて・・・

ブルガリアの首都ソフィア 遺跡と同居 ブルガリア・ルーマニア旅⑤

渡航前にブルガリアとルーマニアに行くと伝えると、
一番多い反応が「ヨーグルトとドラキュラですね」♪
私の期待も同じようなものだったかも。
知っているようで知らない、
私がちらっと見た限りのブルガリア、お伝えしますね。

友人のたっての希望で、トルコのイスタンブールから
夜行列車でブルガリアのソフィアへ入ります。
風景はまるで長野の山野を走るごとく。

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どこまで行っても異国感がありません(笑)。
これは結構ブルガリアにいる間中ついて回った感覚で、
毎日10枚くらいの画像と一緒にスタッフに送っているコメントが
「まるで長野」というのが何度も出てきました。
スタッフからも「ほんとに長野みたいですね」と。

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(外務省HPよりブルガリア)

ブルガリアはバルカン半島の中央にあって、
日本の三分の一の国土に700万人ほどの人口です。
のんびり感がありますね。

NATO,EU加盟国ですが、地理的歴史的にロシアにも縁が深いです。
公用語はロシア語に近いブルガリア語でキリル文字です。
首都ソフィアでも英語があまり通じない印象でした。
かといって行く前に3か月やっていったデュオリンゴのロシア語レッスン、
ま~~~ったく歯が立たず(笑)。

なんと紀元前6500年からの歴史を持つブルガリアは遺跡の宝庫なの。
ローマ時代に築かれた古代ローマ街道は、
ヨーロッパを網の目のように走っているけれど、
ここブルガリアにも街道や古代都市がたくさんみられます。

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ソフィアに到着して街中を散策していると、
こんな風景の中、突然遺跡に出会います。

たとえば地下鉄を掘っていたら、
ローマ時代4世紀ごろの遺跡が出てきてしまい、
そのまま公開されています。「セルディカ駅」
半端ない迫力、なんといっても本物ですからね。

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(ね、ほんとうに地下鉄でしょ)

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(遺跡で出土した石をそのまま手すりに使っちゃったり(汗))

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(通勤客が行きかう連絡通路に、出土品が普通においてある・・・)

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(なでなでしたくなるローマの街道)

塩野七生のローマ人の物語全43巻を
もうかなり前に読了したけれど、
こういう遺跡を前にすると、
ブルガリアはどう書かれていたかな、と気になって
また読み返したくなります。

ローマの街道についてを読んだ時には、確か
街道の石は隙間がないほど敷き詰められて
街道の周りには木は植えない、
根っこで石がずれるから。
周りにあるのは変化しないお墓だけ。

この数千年たった街道の表面を見ると
往事がしのばれますね。

続きはまたあした♪

ブルガリア・リラの僧院から ブルガリア ルーマニア旅④

絶対まだつかないですよね?
リラの僧院から出したクリスマスカード・・・
つかないかもしれない・・・
ついてほしい・・・
ついた人がいたら教えてください。

さて、リラの僧院の続きのお話。
翌日、帰りのシャトルバスは15時出発なので
たっぷり時間があります。
十分ある時間をつかって博物館の宝物品やイコンを見たり、
「ラファイルの十字架」と呼ばれる素晴らしい木彫をみたり。
どの宗教もそうですが、祭礼品というのは
その時代の手工芸品の極みではないかと思います。
う、う、美しい(笑)。
宝物館は撮影不可なの。

僧院の中や外に湧き出る清水を汲めるようになっていて、
その水が甘い。
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(これは門の外の水汲みの場所。
その向こうにあるのは一軒しかないお土産屋さんで、
壁にはたくさんのイコンが。
ブルガリア、ルーマニアを通して、
お土産としてイコンはとてもおなじみのもの)

もう目をつむっていてもこの空間の中にいるのが体感できるくらい、
ここを満喫しました。
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いったん門の外に出て、
友人と僧院の周りの渓流を散歩しました。

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(リラの僧院の外壁。堅牢な要塞以外のなにものでもありませんね。)

渓流に沿って林立した木にびっしりと付いているコケがありました。
ウメノキゴケやサルオガセ。
空気がきれいな環境でないと育たないコケで
北欧のXmasディスプレイにもよく使われます。
教室でアレンジに使うシルバーモスの類です。
写真をたくさん撮って生徒さんたちに見せてあげようと、
張り切る私。
(ここまで来てコケでテンション上がる私)

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(フィンランドモスとかも同じ仲間の、コケというか、「地衣類」。
むかしのサイトに地衣類のことを書いたはずが
探せないので、調べてくださいね。
リトマス試験紙の成分も彼らからできてるの♪)←超絶脱線(笑)。

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旅をすると、自分にとっての大切なものが見えてきますね。
私にとって今大切なものは、花を扱う仕事と生徒さんたち、
スタッフや家族です。
原風景と相まって自己確認をするのが旅ですね。

さて、お料理の話も少し。
裏門のすぐ近くにレストランがあり、
ここでは鱒料理が有名というので頼んでみました。
これが炭火焼で絶品。
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(この炭火の焦げ目の下にとっても柔らかな身が♪)

ブルガリア料理は、全般にとてもおいしくて
日本人の口に合うと思います。
味付けも濃くなく、
どんなメニューを頼んでもはずれがなかったです。
中でもこの魚料理はおいしかった♪

ブルガリアと言えばヨーグルト。
こちらもたくさんの種類があり、どれも美味。

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(濃厚ヨーグルトにブルーベリーソース。
ヨーグルトはどこでも自家製では? 
濃さも違うし味も違いましたが、それぞれにおいしかったです)

食事に関しては表現方法の乏しい私を許して。
つまり全部「おいしかったです!」(笑)。

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(レストランのネコさん♪)

こうして、まずは無事たどり着けるかが不明。
泊まれるかが不明。
帰れるかが不明な「リラの僧院一泊の旅」を敢行しました。
私的には今回のブルガリア、ルーマニアの旅の
最大ミッションが完了したわけですが、
この2国の魅力は全くその限りではなく。
ここは単なる始まりでした。

この先リラの僧院に行きたい方は、
ソフィアからワンデイツアーがたくさん出ていますので
それでいかれることをお勧めします(笑)。
私はこだわりが強いので修道院に泊まる、を強行しましたが、
一緒に行った友人に「日帰りではだめなのね?」と確認されました。
ここだけは譲れない、今回の旅でした。

ではでは続きはまたあした♪

ブルガリア・リラの僧院から ブルガリア・ルーマニア旅③

もしこの僧院に泊まれたらぜひやりたかったことがあります。

この部屋でスクールの生徒さんにXmasカードを書くこと。
Xmasカードを送ることは毎年やっていますが、
せっかく修道院に泊まるのだもの、ぜひここで書いて送りたい。

ブルガリアの首都ソフィアについた初日に、
手描きの風景画のポストカードを購入していました。
日本から宛名シールとJapan, Airmail ゴム印は持参するという
超絶アナログな方法で。
50枚ほどのカードを、一人ひとり顔を思い浮かべながら
夜遅くまでかけて書きました。
ブルガリアの郵便事情が分かりませんが、
無事生徒さんたちの手元に届くことを祈って。

夜中、気分転換に部屋から出て僧院を見渡した時、
冷たい空気の中、誰もいない敷地に建っている教会と宿坊を見ている自分に
不思議な既視感を感じました。

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(真夜中の僧院の風景 静寂・・・)

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(これだけ広い僧院に、宿泊しているのはほかに2名ほど)

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ブルガリア正教のミサは厳かで儀式的で心地良いものでした。
夕方のミサは観光で訪れているグループも参加していましたが、
朝のミサは部外者での参加は私と友人くらい。
部屋のかぎを渡してくれたあの聖職者もいました。

不思議な旋律での音楽のような祈祷が素朴で心を打つのです。
付属の博物館で祈祷書に細かく記号がついているのを見ましたが、
あのメロディーの楽譜でしょうか?
リラの僧院を訪れたのち、数々の正教会で、
祈祷のメロディーがだんだん曲のように整理されていき、
旅の最後に訪れたブカレストのルーマニア正教の総本山では聖歌が完全な曲になり
女性聖歌隊が加わってよりスケールの大きなものになっていました。
そういうものを見ても、
リラの僧院のミサで聞いた原始祈祷音楽のようなメロディがより鮮烈でした。

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(ミサが始まると知っているように集まってくるネコさんたち)

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続きはまた明日♪

ブルガリア・リラの僧院から ~ブルガリア・ルーマニア旅②

ヨーロッパは何度も訪れていますが、
その日泊まる場所が決まっていない旅は初めて。
というのは、リラの僧院の宿泊予約は事前にできない。
電話も日本から何度もしましたがつながらない。
当日14~16時の間だけ、現地の窓口で申し込みができる、
たったそれだけの情報をたよりに行ったから。

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(この柱の奥が当日の宿泊受付の部屋)

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それではあまりにも危険と思い、
もし僧院に泊まれなかった場合に、
同じ山の中の徒歩5分というホテルを保険として予約したら、
「改修中で受付できません」というアナウンスが来たのが、なんと当日の朝。
1か月も前に予約したのに。
路頭に迷うかもという相当にスリリングな旅。

リラの僧院は不便な場所にあるので、
行きは一日ツアーの往路のみ利用してそこまで行き、
復路は捨てて、運よく宿泊できたとして、
翌日はシャトルバスを予約して首都ソフィアまで帰る計画を立てていました。

こんな無謀な計画を立てたのも、僧院の部屋数が300もあり、
1000人もの修道僧を受け入れられる施設だったので、
おそらくは大丈夫だろうと。

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(この階段をあがって宿泊棟に行きます)

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14時ちょうどに窓口に行くと、正教の黒い衣を着た聖職者が
すんなり宿泊キーを渡してくれて、安堵で脱力です。
とにかく英語が通じないキリル語の国なので、
一応キリル語でも「2名で1室、できれば見晴らしの良い2階以上の部屋を
希望します」の旨、
見せられるように準備していましたが、
あっさり英語で大丈夫でした。

世界遺産に泊まるのに一人たったの25レヴァ(日本円で2,000円ほど)。
宿泊者だけがミサに参加できると聞いていたので、
異教徒も大丈夫かと聞くと「もちろん。カトリックか?」
「いいえ仏教徒です」と言ったらこちらの風貌を見て妙に納得したようでした。
私的にはここで仏教徒を出すのが逆にこそばゆい。
(きっと皆さんもそうですよね)

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宿坊は意外に快適で暖房もシャワーもあり。
シャンプー、タオルまでセットされています。
食事の提供はないので持参したものを食べて。
必要最小限の設備が整っていて寒くはありませんでした。

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(かわいらしいシャンプーがセットされたシャワールーム)

室内はセントラルヒーティングで快適。
3名まで泊まれるお部屋でした。
まずは野宿にならずにやれやれです。

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続きはまたあした♪

ブルガリア・リラの僧院から  ~ブルガリア・ルーマニア旅①

無事帰国しました。
11月26日の深夜発なので実質25日~12月9日まで15日間。
久しぶりのヨーロッパ長旅でした。
初めてのバルカン半島を友人と。
わがままな旅なのでツアーにできず、
自分たちで手配しました。
少しずつレポートしますね。
まずは「ブルガリアのリラの僧院」から。

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(リラの僧院の正門)

そこに行きたくて旅をする、
今回のブルガリア・ルーマニアの旅がそれでした。
目的はブルガリアのリラの僧院、
しかもそこにいる自分を体感したくて修道院に泊まろうと試みました。
ここは世界遺産なのに希望すれば泊まれるのです。

ブルガリアもルーマニアも国民のかなりの割合が正教徒(東方正教会とも)。
いたるところにある正教会がフレスコ画やイコンの装飾ですばらしく、
今回の旅で15か所ほども回った教会で、
クリスチャンでもない私でも圧倒されたのでした。
しかも暮らしに根付いた、生きている宗教。
祈りをささげる老若男女の姿がどこの教会にもあふれていました。

正教の美術、つまりはビザンチン美術が私にとって
とても身近に感じられて居心地が良いものとは昔から思っていましたが、
私はこの美術に一体どの時代に出会ったのでしょうか?
幼いころの幼稚園は出来立てのカトリックの園で
スペインからマドレーたちが来ていましたが、
正教の雰囲気はカトリックとはかなり違います。
今回あふれるほどのビザンチン美術の刺激を浴びることで、
山ほどのインスピレーションと、
不思議な帰ってきた感を味わいました。

1000mを超えるリラ山の中腹に忽然と建つ修道院は、高い城壁に囲まれ、
ここがオスマン帝国に支配されていた中世でも、
この僧院だけはブルガリア正教の聖域として手が出せず
別格に取り扱われていました。
10世紀に創設され、その後大火にあいながらもこうして
ブルガリア人の心のよりどころであり続けた場所です。

入り口を入ると、石畳が敷き詰められた中央に聖母教会の聖堂、
周りを取り囲むように4階建てのアーチ型の宿坊。
この宿坊の上の階には宿泊者だけが上がることができるのです。
観光客が誰もいなくなった夕闇の2階3階のバルコニーから、
静かな僧院を眺めてみたいという、
行く前からそこにいる自分がイメージできました。

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(教会内は撮影禁止ですが、こういったフレスコ画やイコンで壁が埋め尽くされています)

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(仲良しネコの親子がずっと一緒)

聖母教会の後ろには14世紀に建てられた鐘楼、「フレリョの塔」が。
ここの敷地で最も古い建物です。
登ってみました。
ここが祈りの場であるとともに、
石壁に細く切った狭間から、要塞の役目を果たしてきたのが見て取れます。
一人、薄曇りの中で登ったので、
いろいろ中世の戦いを思いめぐらしてしまいちょっと怖かったです。

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(フレリョの塔です。石造りの狭い階段で登れます)

宿泊予約開始の14時になるまでは、
素晴らしい規模のイコンやフレスコ画を眺めて圧倒されていました。

日本から宿泊予約ができない、当日勝負の(笑)、
お部屋を抑えるエピソードについては、またあした。

第28回カラコレス生徒作品展 最終日♪

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ずっと数十年カラコレスの作品展を見続けてきた方が、
作品のクオリティが上がり続けていますね。
どんどん変わっていって、と。。。

どこまで行ってしまうのでしょうか?
うちの生徒さん方は♪

30周年を前にした今年の生徒作品展。
ひとつの山場を迎えたかな、と思いました。

みんな頂上を目指して登るときはわかりやすい。
より高く、より上手に、より美しく。

けれど山を下りるときこそ、多様でよいと思います。
どの道を通っても。
選択肢は360度♪

今年の生徒作品展を裏で支えながら、
そんなことを考えました。

生徒さんたちがまた一つステージを上がって、
自分を磨く術としてカラコレスを使っている。
こんなにうれしいことはありません。

動画の試作も上がってきました。
毎年のことではありますが、
ちょっと感動ものです。
お楽しみに。

そして、本日無事、第28回カラコレス生徒作品展を
終了しました。

出品された生徒さん、
ご来場の皆様、
お疲れ様でした。
本当にありがとうございました。

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