





日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。

気が早いのはいつものことですが・・・
今年のアンティーク・クラフト講座
クリスマススペシャルレッスンは、
昨年に引き続きリースです。
昨年作られた方も大勢いらっしゃるので
今年はデザインを変えて、また一回り大きなベースも
ご用意しますね。
それともう一つ、ブーツの壁掛。
昨年ツリーが好評でしたので
今年は形を変えてブーツです。
リースの大小とブーツの壁掛から
お好きなものを選べるようにいたしますが、
リースの大の方は数に限りが出る模様ですので
今から気になる方は手を挙げてくださいね。
もちろんどなたでもご参加OKです♪
日程は11/29と12/20のほかにもう少し増やす予定。
昨年同様日曜日のクラスも考えています。
以上今年のカレンダーがのこり3か月になって
ちょっぴり焦っている坂本より
先走ったお知らせでした。
その前に作品展、ながの東急カルチャーのクリスマス講座や
例年通りのプリザーブドローズの大型リース講座・・・などなど
もちろん盛り沢山な秋です!
スペインのパティオの雰囲気ね、
永田先生の仕入のペースはちっとも落ちないわね。
つぎに教室にいらしたらちょっとびっくりするわよ。
それにしても、毎日毎日届く作品展用の素材で、
久保・橋爪先生がてんてこ舞い。
昨日ようやく通路ができた教室が
今日またふさがれたの(笑)。
さ~て、今年も奥の照明のスイッチを押すための
竹のものさし用意しないとね。
ピンクのポスターも教室に貼りました!
近所の秋祭りに友人たちと出かけた中一の長男、
「楽しかった~、くじひいたりチョコバナナ食べたり・・・」
「あっそうだ、おみやげにたこやき買ってきたんだよ」
あら、気が利いてるじゃないの。
しばらくして
長男「たこ焼きたべていい?」
あれ?お土産じゃないの(笑)?
私「どうぞ」
長男「今日パパ遅いの?」 私「遅いよ」
長男「じゃあ残しておこっと」
長男が眠ってから夫が帰ってきた。
たこ焼きがたった一つ残っているのを見て感動。
「そうちゃんの成長を感じるねえ、前のあいつなら考えられないよ」
(それにしてもたった一つって・・・どういう成長だ?)
それを翌日遠くにいる大学生の長女に話すと、
長女「たった一個ってパパかわいそう」
まったくなんというか長女と末っ子の
思考パターンを思い知ったわけで・・・
昨日はスタッフミーティング。
この時期の課題といえば11月に迫った生徒作品展のこと。
今年はご用意させていただいたベースや花材といった素材が
例年にない充実ぶりです。
日頃大手に抑えられてしまうアイアンや品数少ない種類のバラが
この大不況のおかげで抑えられずに残っていたので。
毎年発注をかけても欠品ばかりで
悔しい思いをしてきたのがウソのよう。
昨日も濃いグリーン系やブルーといった
まるでベルベットのようなバラたちが大量にご到着。
今日も引き続き整理に追われるスタッフたち。
明日のレッスンまでには居場所を作りますが、
とりあえず本日は危険なため(笑)、
本部教室にはお近づきにならぬように・・・
中学生の部活の新人戦というものを初めて見た。
上の娘は中学時代、美術部だったし、
だいたい私に似て運動神経が良いとは言えない息子は
今まで体育会系とは縁がなかったのだ。
夫と二人、「初戦を見逃したらあとがないぞ!」と
早朝よりテニスの大会観戦。
予想通りあっという間のストレート負け。
若いころテニスをやっていた夫は
物足りない様子。
まあまあ、主役は子供ですから。
帰りの車でほんのちょっとしょんぼりしている長男。
出来ないのを自覚するところから、
いろいろ始まるわけだから、
良い経験になったんじゃない?
つぎ頑張れば良いしね。
良し悪しは別にして、
何かを極限まで追求するって
見えてくるものがあると思う。
そういう意味で「寝てるような9月後半」。
自分が起きて働けばいいだけか・・・
そんな気もする(笑)。
良いのか悪いのか・・・。
良かったり悪かったり。
出張先へ夫から電話。
「モリーが元気ないんだ」
モリーとはハリネズミのこと。
彼女は背中が針山になっていて産毛がないので
寒さに弱いのだ。
「ペットヒーター入れてあげて。」とお願いする。
先週のおよそ35度もある真夏から
10度くらいの秋へ一気に移行したので
野性的なハリネズミといえども体がついていかないらしい。
出張から帰ったらヒーターの上にうずくまり
すやすや(笑)。
・・・と、こんなところで「ちいさい秋」、
見つけた我が家でした。
とある駅前でタクシーを拾えなかったので少し歩いて「喫茶店」に入る。
少し薄暗い昔ながらのお店、という感じ。
お客様はカウンターのおばあちゃんだけ。
美人のオーナーさんとお話ししている。
席についてトーストを注文。
同時に「ここから○○までタクシーで何分くらいかかりますか?」と
尋ねた。(タクシーの連絡先は確認済みで)
オーナーさんは「頼んであげるね。多分15分くらいだから。」
そういって受話器を取って予約を入れてくださる。
「もし来なかったら大丈夫、私送って行ってあげるから」
あまりの親切な申し出にびっくりして、
「いいえ、そんなそんな」と私。
「ちょっと待っててね」と言い置いてオーナーさんが消える。
どうもお手洗いのお掃除をしているもよう。
トースト焼いている感じでもない。
妙な展開に????
「ごめんなさいね、お客さんが詰まらせちゃったのよ~。
良かったらどうぞ。」とアイスコーヒーを入れてくださる。
「ありがとうございます」と言いながらも、恐る恐る、
「あの~トーストは・・・」
オーナーさん「あら、いいのよ。無理に注文してくれなくても。」
私「あ、いいえあのそちらは注文するつもりだったので・・・」
「まあそうだったの?じゃあすぐ作るね、あっ時間ないね、
持って行かれるようにするね」
「あ・・ありがとうございます。」
そうこうするうちになじみ客らしき男性が現れる。
「ねえ○○さん、今暇?
この方タクシー待ってるんだけどねえ・・・」
事態の進展を察知した私は必死に固辞。
「いえいえ、大丈夫です。ありがとうございます。
タクシー待ちますから。」
トーストが完成して(おばあちゃんだったらここでゆで卵とか言いそうだなあ)
「はいできたわよ、ついでにおにぎりも入れておいたから!」と
袋に入れて頂く。
そうこうしてタクシーが来てやっと乗車。
オーナーさんが見送って下さる。
なんだか・・・「ひとの親切」と「おせっかい」と、
「感謝」と「望むものを提供してほしいという気持ち」の境界って
どこだろうなあと考える。
「親切がわからないやつ」という自己嫌悪に
落っこちないようにしないと、
自分もお客様に良いサービスができない。
日常の細かい仕事の得意なスタッフがいて、
ほぼ秘書代わりに立ち働いてもらっている。
「○○さん、すごいよね、何でもできて」とたまたま横にいた
長女に話すと、
「ママはすぐ『まかせる!』って言っちゃうものね。
それと『あっそれ、ちょっと違うね』っていうダメ出しと、
『ありがとう』くらいしか言ってないような気がする。」と長女(笑)。
「おまかせします」と「ありがとう」が私の不器用さを、
そして「ダメ出し」がそうはいっても細かいところが気になる私の性格を
物語っている。
特に50才を迎える今年になって「おまかせします」がますます重要になってきた。
今までだましだましやってきた苦手なことにだましが効かなくなってきた。
だましだましやっていると「とどこおる」のだ。
「とどこおる」原因が、自分で何とかしようと頑張るからだと気づいたら、
急にほかの人の手が恋しくなった。
得意なことは、もう今できていることであって、
たぶん意識しなくてよいくらいにスムーズにいっている(はず)。
だから意外と自分の得意なことが自覚できないみたい。
とにかく「とどこおる」ことに目を向けて、
それを得意な人に任せるのがこれからしばらくの私の課題♪
出来るかどうかは別にしてね。
(カラコレス通信 2011.09.01号 坂本メッセージより)