





日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。

「私よく、買い物をしていると話しかけられるのよね」と友人。
「この間はお惣菜を選んでいると横からおばあさんに
『ねえ、あなた、それ食べたことある?美味しいの?』って聞かれたし、
その前はやっぱりスーパーで知らないおばさんから
『ちょっと、うちの嫁のことなんだけど・・・』って相談されたし、
その前は手芸屋さんで『長座布団を縫いたいんだけど、一緒に布選んで』と言われて
30分も付き合ったし・・・」とどまるところを知らない。
彼女は外を歩いていてもひんぱんに道を尋ねられるそう。
ありえない。
外で知り合い以外に話しかけられることってあまりないし、
ふだん人からあまり相談を持ちかけられない私には
なぜそんなことが起こるのかわからない。
これはひとえに共感性や親和性、協調性の問題なのでしょうか?
見た目が優しそうってのもあるのか・・・なんて一人考え込んでいると、長女が
「ママはあまり役に立ちそうもないからじゃない?」
・・・・・・そっか~、そうだよね、うん、きっとそうに違いない!
すっきりはしたものの、いずれにしてもちょっとさみしいかも。
やっぱりまた台風が・・・。
気管支が痛痒くて「ビン洗い用ブラシ」でごしごし洗いたい気分。
先週来た時よりだるくて、午後ちょっとだけ横になる。
気が緩んでるのかなあ。
台風のせいって気づかないで風邪だと思っている人、
世の中にたくさんいるんじゃないかな。
こちらは台風のせいではないと思うが
長年飼っていたインコが死んでしまった。
気づいたときには冷たくなっていた。
よくおしゃべりして、私のケイタイが鳴ると
「トゥルル~、はい、もしもし」なんて元気よく返事していたけれど・・・。
子供たちが庭の隅の「小動物の墓」に埋葬した。
寒くなってきたので衣類を整理し、
子供の小さくなったものや、
私のあまり着なくなった(ウェストが入らなくなったとも言う)お洋服を
いとこ宅に送ることにする。
季節がかわるのを肌で感じた一日・・・。
上級コースで20センチ程もあるダチョウの卵を使うレッスンがある。
陶器に似た質感が意外にもドライの素材を引き立てる。
あまり見ることのないダチョウの卵に周りのレッスン生は興味津々。
カラコレスで使っている卵は海外からの輸入物だが、
日本にも各地にダチョウ牧場がある。
「玉子焼きにしたらどのくらいの大きさ?」
などもっぱら味のほうに興味が行ってるが。
いつ実現するかわからない「素材をめぐる旅」の行き先に
「ダチョウ牧場」も入れておこう!
近所の神社の秋のお祭りに行く。
それほど大きくはない境内に50張り近い屋台が出て、
週末も手伝ってか人出が多くまっすぐ歩けない。
数人集まるはずの子供たちにつき合うつもりが
はぐれてなかなか見つからない。
ふだん会わない知り合いに何人も声をかけられるのは
こんなところの密集さならでは。
長男が「チョコバナナ」と「バナナチョコクレープ」を買いたいと、
屋台を選んでる。
どれだけバナナ食べたら気がすむの?
そういえば「バナナダイエット」が流行っているって、
そうか、ダイエットのつもり !?
今度は金魚すくい、どうしてもここを素通りできないのね。
クラスの男の子と一緒。
長男は1匹すくったら2匹おまけしてもらった。
もう一人の子は1匹もすくえなかったら3匹のおまけ。
最低一人3匹は保障されてるらしい。
神殿におまいりして、お留守番の長女に「たこ焼き」のお土産を買って帰る。
境内は人の熱気で暖かかったが、一歩外に出ると秋の風が冷たくてびっくり。
8年以上も毎月発行していたこの「カラコレス通信」が、3ヶ月毎の発行というスタイルに変わって第1弾。お久しぶりです!
記事の中にもご案内がありますが、それにあわせてホームページのリニューアルもほぼ完了。大変見やすくキュートなページに作り直しました。
今回のホームページのリニューアルで新たに加わった項目があります。
「ブログ」。今までこのメッセージで書いてきたような内容を軽くして「デンマークのこと」「暮らしのひとこま」「仕事のひとこま」「その他のつれづれ」の4項目のタイトルで毎日書いています。
日記は毎日書くのが当たり前と思って「毎日更新」などと公表してしまいましたが、これが思いのほか大変。
8月17日に始めて、とりあえず今日までの40日近くは皆勤が続いています。
目指しているのは続けることですので、先ずは質より量(継続)を優先します。普段ホームページをご覧にならない方も、何かの折に見ていただく機会があればうれしいです。
カラコレスのホームページはこちら⇒ http://www.caracoles.jp
さてこの40日近くと言うもの、本能と理性のせめぎあいの毎日です。
「今日はブログをお休みしたい~」という本能と、「自分で決めたのだから約束を守りなさい!」という理性と。
最初すごく強く感じていた本能の反抗が、近ごろ少し弱まったかなと思います。
こんなたとえが合っているのかわかりませんが、以前聞いたお話・・・。
象の子供を飼いならすとき、最初暴れて手に負えない時は鉄の頑丈な杭に鎖でつなぎます。暴れても反抗しても逃げられないとわかると、子供の像はおとなしくなり、そうなると木の小さな杭にロープでもつながれるようになるとか・・・。
なんだか少々悲しい表現ですが、私の本能も今回は理性の前に屈服しつつあります。
「お客様により多くの情報をお伝えするんだから、さわいでも無駄よ」
本能が考えるのを辞めたとき新しい習慣が生まれるのかも、なんて最近では思います。
よく言う「体で覚える」ってそういうことかと。
しかし、そんなことをああだこうだと、まだしつこく言っているあたり・・・反抗心が少し残っているようです。このせめぎあいしばらく続きそう。
変える方が良いとわかっていても、今まで続けてきた習慣を変えるのはなかなか骨が折れますね。今までのやり方を続けたほうが、その一時は楽ですものね。
こんな落ち着きのないブログですが、お時間ありますときにぜひお立ち寄りくださいね。
今後は季節の講習会情報なども織り交ぜてお伝えしていく予定です。
隔週発行のメールマガジンとあわせて、お待ちしております!
もちろんこの「通信」の内容もさらに充実して行く予定でおりますので、お楽しみに。
レッスンの時に「家の周りでどんな野性小動物に会うか」という話になった。
きっかけは私が「最近カタツムリを全然見ませんよね」と話したことから。
スクールの近所に住んでいる樋口先生も「そういえば見ないですよね」
ところが少し離れたところから通っているKさんは
「見ますよ、山ほど。両手にいっぱいすぐ取れますよ。
アマガエルも道にいっぱい。夜になると自動販売機にたくさん張り付いてます」
なるほど、いなくなったわけじゃないのね。
私のお勧め?は「ヒキガエルの産卵」。
わが家の前の側溝で4月下旬に見られる。
周りはごくふつうの住宅地で側溝もふつうのU字溝なので結構違和感があるが。
この側溝、家の前で直角にまがって電車の線路の下を横切っているため
ここで流れが深くゆっくりになり、そこが産卵場所になる。
体長15センチくらいの大きなカエルが何匹も集まってきて長い長い卵を産む。
上から見ると、まるでゴムホースを何重にも丸めたみたい。
この卵、産んですぐは粒粒がはっきりしていて見るからに両生類の卵。
ところが数時間も経つと茶色や白やさまざまな色に変化して、
まるで水底の玉砂利と見分けがつかなくなるからすごい。
見てると楽しくて時間を忘れそうになる。
産卵を確認した後、毎年ゴールデンウィークに夫の実家へ出かけて
戻ってきてみるともう跡形もなくなっている。
きっとそのあいだにおたまじゃくしになって旅にでてしまったのだ。
いつかゴムホースからおたまじゃくしが生まれる瞬間を見たい!
あちこちで彼岸花の真紅が目立つ季節。
そのモダンな姿は、どんな空き地や線路脇や公園にあっても
周りに決してそぐわない、
毒のある花として自立した咲き方のように思えます。
さて、お彼岸にちなんで今年改めて
「お供えのアレンジ」のレッスンをご提供することになりました。
これは前々からご要望の多かったものですが、
なかなか日々の仕事にまぎれて実現しなかったもの。
この「お供えのアレンジ」、実は何年か前
あるお客様からこんなオーダーを受けたことがきっかけになりました。
スクールの募集広告を見たと、年配の男性が教室を訪れました。
ガラス製の大きな重い花瓶を両手に抱えて。
3年前に奥様を亡くされて、お仏壇にはいつも
生前大好きだったバラの花をたくさんあげるのだと。
けれど夏の暑さで花瓶2つに活けたバラがすぐしおれてしまって
かわいそう。
プリザーブドフラワーは長持ちすると聞いたので
お仏壇用のアレンジを作ってほしいと。
応対をしたのは私ですが、そばにいた永田先生が
しんと聞き入っているのがわかりました。
奥様が好きだったピンクのバラをメインにした
素敵なアレンジを2つ、永田先生が心を込めて制作しました。
明日は法要という日、取りに見えた男性は
「これで妻にも合格点がもらえます。
本当に生のお花みたいにきれいですね、和尚さんもびっくりだ!」
とうれしそうに持って帰られました。
プリザーブドフラワーがここでも役に立ちました。
故人もさることながら、飾る人の心も慰めるのが
「お供えのアレンジ」の力のようです。
週半ばの祝日、珍しく高1の長女のお買い物に付き合った。
まずお洋服やさんを一通りまわる。
「可愛い」とか「趣味じゃない」とかいろいろ言いながら・・。
結局そこでは何も買わずに次は輸入雑貨のお店へ。
お年頃なので化粧品にも興味津々。
棚の上から下まで立ったり座ったりして全部見る。
これはと思うものは試してみたりしているので
「買うの?」と聞くと「ううん、見てるだけ」 あっそう。
でもここではピーリングジェルを購入。
それからステーショナリーのコーナーへ行き
「カラーペンの種類変えようかな、これ可愛い」なんていいながら
20色ほどあるペンの棚の前で試し書きをしている。
すごく悩んで時間をかけて水色1色だけを選ぶ。
「気に入ったのなら全部そろえれば?」と言うと、
「いいの、これだけが気に入ったの」
デパ地下の食品街でフルーツジュースを飲んで元気になった。
「さあ、帰ろう」「ママ、まだお洋服選んでないから他のお店行こう!」
「え~いいけど~」
日ごろ物を買うのに時間の掛からない私、
自分のペースで動けないのはツライ・・・
日曜日の夕方、スクールのニュースレター「カラコレス通信」の
新レイアウトがデザイナーさんからメールで届いた。
8年間毎月発行だったのを、この9月26日から3ヶ月に1回発行の
季刊誌にリニューアルする。
レイアウトにかなり手を入れてもらったため
デザイナーさん泣かせになったようだ。
先週の土曜までに2回の校正にダメ出し。
日曜日の夕方に届いたのは3校目。
今度はすっきりまとまっている。
週があけて「日曜なのに出勤だったの?」と聞くと
「いえ、煮詰まっちゃったものですから、ついね」と彼女。
実は彼女、私のほうから「この人を探しています」と言って、
広告代理店にお願いし探し出してもらったデザイナーなのだ。
10年前のある朝、新聞に載っていた素敵なイメージ広告を見て決意!
「これを作った人にカラコレスの仕事をお願いしたい」。
それから10年、いつも私が思う以上の仕事をしてくれる。
今ではイメージ広告を出すこともなくなったが、
広告、パンフレット、チラシ、レジュメからニュースレター、ポスターまで、
およそうちにかかわるほとんどの紙媒体のデザインを引き受けてもらった。
最たるものが3年前に信濃毎日新聞社から出版した私の本のレイアウトデザイン。
編集者に「レイアウトは○○さんでお願いします」と
こちらから指定してお願いしたのだ。
期待を裏切らない出来になったことは言うまでもない。
この仕事を始めて15年近くになるが、
身の回りに、「何々については○○さんにお願いする」と
安心して思えるプロの人たちが集まっていてくれることが何よりの財産。
「カラコレスの世界」は小さいとは言え、とてもではないが私一人では作れないのだ。
朝6時前から後ろの公園の草取り。
ご近所15軒ほどで2ヶ月に1回の恒例行事。
草ぼうぼうだったのが見る間にきれいに。
その後9時からはいよいよ倉庫の引越し。
今まで借りていた倉庫が古くなって取り壊すために
今月末までに近くのメゾネットタイプのおうちへ
荷物を移動することになっていたのだ。
50畳ほどのスペースに山ほどあった荷物をばっさり整理したら、
今度移る新しいおうちの12畳でさえ広すぎるほど。
ディスプレイ用品など処分したものは2t車2台分。
今までのたびたびの整理をかいくぐり、
「いまに・・・」とか「いつかは・・・」なんて思って
取って置かれた大物素材や備品を処分する。
可能性はいつを境にゴミに変わるのかなあ、なんて事考えながら。
マスクしてタオル巻いて重装備で望んだものの
途中から気管支が苦しい。なんの、まだまだ。
物がなくなり、がら~んとしてしまった今までの倉庫に
お疲れ様を言う。長いことお世話になりました。
さあすっきりして新倉庫のもとに秋が始まるぞ~。
・・・はれ? ふほへはひ(ウゴケナイ)
ちよっと、働きすぎたか?
終始手伝ってくれた夫と、休日なのに心配して
応援に駆けつけてくれた樋口先生に感謝!