





日々感じることや暮らしのこと、北欧・デンマークでの素材探しの旅やアーティストショップ巡り、さらにデザインのひらめきなど、カラコレスの舞台裏をご紹介します。

作品展に向けてそろそろお気に入りの資材の
お取り置きが始まっています。
大きなミラーやスタンドの後ろを見ると
「〇〇様 お取り置き」と書いた紙が貼られています。
ここにどんな花が飾られるのかと思うと
今からわくわくします。
まだあと19日にたくさん入ってくるアイアン製品のウォールデコレーションが
ありますが、それでももうたくさんの資材で教室があふれています。
それに今年はプリザーブドのバラがすごい。
毎年人気の高級なお品に加えてラメ入りのバラが発売されました。
先日到着したものを見ると、ラメの粒子が大変細かくて
品よく振られていてもう大感激。
今年は久し振りにプリザーブドのバラに回帰しそうな
気配です。
今日は9月9日、重陽の節句。
6時ころ夕方の食材の買い物に出かけた時、
ちょうど車の進行方向ま正面に月が出ていた。
橙色の巨大な月、何か物語ってるような。
9が重なる重陽はおめでたい日と転じる前は陽の気が重なるので強すぎて
厄払いの日だったとか。
なんだか、ふむふむと納得しそうな迫力ある月でした。
11時ころ、スマホを見ていた長男が
「月がきれいなんだって」と外に出るので、
見上げるとそこにはもう普通のお月様。
母はネットより早し!
神保町の手芸の洋書を扱うお店が
2年も前に倒産して閉めていたことを知る。
前に行ったときには何時間もそこに居て
ヨーロッパの刺しゅうやハンドクラフトや服飾関連の本を飽きずに見ていたのだけど。
とっても残念。
親会社の出版社が倒産しての閉鎖だとか。
整理しきってしまったらつまらない。
そんなわくわく感が充満したお店でした。
ある程度の量がたまったら突然「捨てたい病」に襲われる私にとって
こんなに長い間自分の記録を記していることが脅威。
7年だって。
先日も大学生の長女に会ったおり、
「ママ、ブログがなかったら何年間かの記録が
何も残ってないと思う」というと
私のことをよく知っている長女は
「よかったね、ブログがあって」と穏やかな返事。
あの時期に何をしていたか、という仕事での記録的な見返し以外には
振り返って読むこともない。
本当に先のことしか興味のない私の
「階段がわり」を務めている、そんな感じのここでの独り言。
この夏はサボりにサボった投稿。
スッキリした~(笑)。
「緊張と弛緩」の弛緩を徹底的に極めた感じ。
そうしたのはそうしたかったからそうしたの。
トナリノタケガキニタケタテカケタノハ
タケタテカケタカッタカラタケタテカケタ
・・・気持ちわかるなあ。
さて自分自身にかなり長い反逆を仕掛けたところで
周りを見たら、もう秋。
うちは脇役の素材に重きを置くスクール。
派手さはないけれど良い味を出してくれる葉物や実物。
ベースやフレームやアイアン製品や、
リボンや何やら・・・
個性派の脇役素材を上げたらきりがない。
そういう意味で今年のこの作品展に向けてのスタートダッシュは悪くない。
近年に比べてもかなりグレードの高い、
吟味した素材をレッスン室一面に取りそろえることができたと思う。
なのだけど、今一つ迫力がない。
やる気にならない。
がんばるぞ~って思えない。
どうも見ているとそれは生徒さんやスタッフたちも同じ様子。
脇役素材を手に取って「素敵ね~、これつかってみたい」と言っては、
元の場所へ。
原因はわかっています。
この空間にキレがない理由はただ一つ、主役がいないから。
例年よりちょっとだけ送れた買付のため、
プリザーブドやアーティフィシャルのメインのお花が間に合っていない。
主役のいない舞台がどんなにがらんとした味気ないものかを
今年のレッスン室、いまなら見れますよ(笑)。
今必死で主役級の女優たちにお声をかけておりますので、
17日からは勢ぞろいで幕が開きます。
もうほんと、今年も見ごたえある作品展になること
間違いなしです。
東京に住む長女とほんの少し先の街へ出かけ、
雑貨とカフェと小さな本屋さんがセットになった空間でお買い物をする。
ここの所本屋さんの実店舗に足を運ぶことがなくなったけれど
棚が予測できてしまうからなのかな。
それ以上にネットが便利なせいか。
とてもこじんまりした書籍コーナーで、
ここなら敗北感を感じない(笑)。
圧倒的な・・・というものを前にすると敗北感を感じてしまうので
そうではない、「ほっ」として「あっ」と思えるような
そんな本屋さんがあったらいいなと思っていた。
ここはそうだった。
インスピレーションは圧倒的な情報量がベースになっているかもしれないけれど
それを引き出すのは「限定されたヒント」なんじゃないかなと思える。
本屋さんに圧倒的な情報量をもとめずに、
限定的なヒントを求める私は異例なんでしょうか。
こと作品展の買付に関しては特に、ネットで素材を買うなんてとんでもない。
絶対に自分の目で確かめなければダメ。
帯に短したすきに長し、なのだ。
色が良いけれど他との組み合わせが難しい、とか、
デザインは良いけれど質感が今一つとか・・・。
そのディテールの微妙さに折り合いをつけるには
膨大な情報が必要で、そこはなかなかマニュアルにできない部分。
けっこう冒険もした。
その素材が生徒さんの手によってどんな作品になるのか、
ある程度生徒の実力を信じないと怖くて入れられないものも入れてみた。
挑戦者の皆様、お楽しみに!
アートのお供えの花を山盛り持参で
新潟へ。
てきぱきと用事がすんで思っていたより早い新幹線に乗れる。
せっかく来たのだからどこか・・・って思えない。
もう仕事うず高く積もっていて、
手がけたこと途中でやめると却って大混乱を招くので
やりきってしまわないといけない。
おかげさまで新たなお付き合いが生まれ
また一つアートのお供えの花の居場所ができたみたい。
いつかゆっくりどこか・・・・って、いつどこで(笑)?
8月26~29日のブログが空いてる?
少々お待ちを。
こっそり見つからないように埋めていきますので。
何にもなかったかというとそうでもないんですけどね。
防災の日、台風も来ない静かな秋の入り口。
久保先生が作品展準備を始める。
大物資材を出してきて、価格付けとレッスン室の並べ替え。
バックヤードの棚も整理されて
穏やかな夏を過ごしていたけれど、
ここから秋は怒涛のシーズン。
すでに床が見えないことになっている。
つまりは素敵なベースがお目通りをはじめ
気の早い生徒さんからは「予約!」のお声が掛かり始める。
今年はショップ用のディスプレイ資材も多めに入れましたので
またいつもとは雰囲気が違います。
また明後日から買付けも行きますので、
更なる素敵な素材をお届けします。
お楽しみに。