




この夏あたりから手掛けてきた都内のとあるマンション。
素敵なアンティークや小物達に囲まれたお部屋を
バラやアイビーの茂みにしてほしいというご用命を受けて
少しずつディスプレイしてきました。
オーナーさんが京都のドリムトンのコテージ2棟と同じ方で
そちらの装飾をお気に召していただいてのご用命です。
夏までにある程度の面積をグリーンの茂みにしましたが
キッチンも洗面も・・・・と装飾エリアは拡大しています。
こうやって妥協なくご自分の好みに合わせてお部屋を作って行くと
どこよりもくつろげる空間になるだろうなと。
そのお手伝いが出来るのは光栄なことです!
作品展が続いたのでついそちらへ目が行っていましたが
今年も恒例クリスマスリースの講座や
お正月飾りの講座が無事終了しました。
とくにお正月の飾りは造花で創るとどんど焼きで焼いてしまうのは
惜しいのでして、
「取っておいて毎年出すのよ!」という方が増えているように感じます。
巷のお正月飾りも「来年も使うでしょ」というものが
ずいぶんの割合で入って来ていて、
もうこういった流れは止まらないだろうなと思います。
ご参加くださった皆様、お疲れ様でした♪
生徒作品展から始まってカラコレスの今年最後の個展ということもあり
レッスンが終わった生徒さんも会場に足を延ばしてくださっている様子。
体験レッスンは基本的には土日限定だったのが
いつの間にか連日開催している(笑)。
好評で何よりです。
あらためて見ても、越川さん今回大型作品をいくつもつくられたので
展示の高さに高低差が出来て
目線がリズムよく動くように配置も完璧。
すぎてしまえば一瞬なのでぜひこの瞬間を楽しんでくださいね。
この大雪の中、キャンセルが相次いでもよさそうなのに
越川さんの個展会期中の体験レッスン予約者の皆様は
全員参加してくださったのだそうです。
大変なことです。
ありがとうございました。
また越川さんの場合は個展を開催しているのが職場の
長野日産販売(株)北長野ショールームということもあり
会社が一丸となってPRをして下さったそうです。
体験レッスンを企画し営業の方がカレンダーと一緒に
個展のチラシを配布してくださったとか。
もちろん越川さんご自身の積極的なPRも欠かせませんでしたが。
日頃の職場での信頼関係と越川さんの人望、
そして女性の完成を大事にする会社のセンスの良さですね。
まだまだ13日まで続きます!
見ごたえのある個展です。
花の構造にさらに目が行く。
これおかしなことのように思えますが。
だってアーティフィシャルフラワーは造花であって
本物に忠実に作られているとは限らないので
モノによっては本物の特徴を一層デフォルメしていたりするから。
そのデフォルメで却ってより植物の構造について
興味がわくというおかしなことが起きます。
入り口にたつきっかけなんて何でもよいですから
とりあえず、深淵のドアを開ける役割をアーティフィシャルフラワーが
になってくれています。
それもこれも2月から始まった宗教工芸新聞への連載。
掘り下げてみると何でも面白いですね。
生徒作品展、私の個展と研究生のグループ展。
立て続けに3つの展覧会を開催して無事終了しました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
会場に詰めていて大勢のお客さまとお話しした中で思ったこと。
カラコレスの世界に共感したり感動したりしてくれる人たちというのは
とても少ない数ではあると思いますが、
ひとたびその人たちの心を魅了したあとは
深い深い満足感を与えるのだということ。
他にはこういったスタイルがなく、どこでも見たことがなく
創造的で多彩。
それは生徒さんに限らず、たまたま通りかかった方が
作品を目に留めて息を止めるようにして佇んで下さっているようなとき。
会場がながの東急百貨店の、宝飾品売り場へ抜ける階段部分で
普通にどなたでも通り抜ける場所だったので
一層その興味の度合いがはっきりと見て取れて面白かったのです。
ほとんどの方にとってはどうでもよいこの世界が、
ある一部の方々にとってはかけがえのない場所であるということ。
それが分かって、私のこれからの目的も明確になりました。
それは、
私たちは私たちが提供するものをお客さまに喜んでいただこう。
そのために骨身を惜しまず感度を研ぎ澄まそう。
それを喜んでくださるお客さまだけをお客さまとしよう。
当たり前ですか?
いいえ、当たり前ではありません。
なぜなら私がこれを今まで以上につよくつよくつよく誓ったから!
わかっていただけない方にわかってもらおうとする努力は、
もしかしたらこの先はしなくなるかもしれません。
この先の仕事が出来る年月を思うと、
より一層純度を上げたいと思ったこの秋の作品展群です。
さあ、今年を締めくくる作品展がはじまりました。
今年新研究生に上がったメンバーです。
■越川和江個展(新研究生)
12月3日(水)~13日(土)火曜日定休
日産プリンス長野 北長野店ショールーム
入場無料です。
ご来場ください!
午後5時まででその後お片付けになってしまいます。
まだ会場でお会いしていない方、
お時間ありましたらお出かけくださいませ。
多分来年は開催しないと思いますので(笑)。
会期中たくさんの方との出会いがありました。
ことに20年近く前、ホテルアオキで個展を開いていたころから
ずっと見てきてくださった方とお会いできて幸せでした。
私のことやカラコレスの作風をすごくよくご存知の、
でも私がその方とお会いするのは初めての不思議な感覚でした。
生徒さんも大勢いらして下さって、
カラコレスを支えて下さる方たちに感激です。
さあ、平安堂長野店さんで開催中の
研究生のグループ展も明日までです。
そちらもぜひお出かけくださいね。
ここからあとは今年研究生にデビューした
越川和江さんの個展がはじまります。
毎年同じようなことをしていますが、
でも振り返れば全く別の年になっている。
当たり前ですね、生徒さんの一人ひとりも成長していますから。
もう来年のプランが動き始めて、それに向けて打ち合わせも始まっています。
来年も忙しそうです。
長野に用事があって来たついでに、父が個展に立ち寄ってくれた。
会場の階段下のスペースはヨーロッパの中庭のイメージで
アートのアイビーやバラのつるを這わせ、
トルソーにモス(苔)のボールを付けたのと
フレームにモスを貼ったものだけを展示したシンプルなスペース。
じっとモスのフレームを見ていた父が「すごいな~」というので
「わからないでしょ(笑)?」と聞くと
「うん、わからない」と・・・。
俳句ばかり作っている父は作品にあまり目をくれず、
横に貼ってある花材説明を端から一生懸命読んでいる。
「20年かあ・・・よく頑張ったなあ」と言い残して帰って行った。
父なりに納得したらしい。
私としては21年も、22年もあるように頑張りたいですけどね(笑)。
先日の生徒作品展とこの私の個展の二つの映像撮りをお願いしたカメラマンさんから
とても素敵な作品が上がってきました。
まだ試作ですがすでにとっても見ごたえがあります。
生徒作品展は25分近い長さで、皆さんの作品の魅力を
余すところなく伝えてくれています。
また私の個展の方は、映像どりの合間に
「ここ、中庭のイメージなんです。ヨーロッパの中世の煉瓦の建物に囲まれて
アイビーがひ弱なつるを這わせている感じ。
それを出すためにアートのリーフの三分の二を剪定しました。」とお伝えすると
「それを聞いてるのと聞いてないのでは全然違う」と。
イメージ通りの映像に仕上がっていて見とれてしまいました。
ひとつの展覧会で、作り手の視点と映像の目線、
また写真という平面での視点が絡み合うと
ひとつの視線ではわからなかったものがいろいろと見えてきて面白いです。
皆様にお渡しするDVDも順次仕上げていきますので
お楽しみに。
そうそう、ホームページでの作品集はただ今デザイナーさんが制作中、
また紙の作品集はこれから頑張ります!
何度でも楽しめる作品展です。
平安堂長野店の「カフェぺえじ」で開催中の
研究生たちのグループ展がおしゃれです。
生徒作品展で出品した作品をセレクトして
今度はこじんまりしたギャラリーに飾りました。
ここは以前ブーケ展や、また私の本を出版した2005年にも
作品展をさせて頂いた場所です。
カフェ併設ですからお茶を楽しみながら
作品を楽しむこともできます。
さすが研究生!という力作が並んでいますので
ぜひお出かけください。
12月4日まで開催中です。