




この秋、さかのぼってスクールの情報を整理している。
そして「整理が創造の源泉」であることを実感している。
周期的にひきこもり気分になる時期が来るが、きっかけはいつも、
物を捨てたくなる「捨てたい病」発症(笑)から。
最初は不要な物を捨てはじめ、いずれ自分を取り巻く状況や人との付き合い
自分がどうしたいか・・・なんていう、より答えを出しにくい事柄へと
「整理」の対象が移っていくのが常。
今年も6月下旬にいきなり始まって今に至っている。
今年のひきこもりは半年かかるような気がしていた。
その半年の間に50歳になって、なんだか物の見え方が変わってしまった。
半年間、とにかく現場に埋没したくて(笑)、
右も左も上を見ても下を見ても仕事に囲まれている状況に身を置きたかった。
で、振り返るとやっぱり整理していたんだな。
整理って、隠れていたものが見えるようになることで、
隠れていたものが見えるようになると、つながりが見えてきて、
つながりが見えてくると、今度は今ないところにつながりは作れないかとも思う。
創造以外の何物でもないなあ、とね。
ずいぶん大変な手術をなさる年配のお客様で、
入院も長く半年はリハビリで動けないからお休みします、と
ご連絡をいただいていた方。
カラコレスのレッスンをそれはそれは楽しみにして下さり、
「治ったら絶対にレッスンに来るから、先生待っててね」と。
まずお声が元気そうで、どなたかわからなかったくらい。
「先生、私やっと帰ってきたのよ」と
良かった~。
聞けば本当に大変な手術で、私の受話器を持つ手の力が
抜けてしまうくらい。
「私がんばったのよ、早くレッスンはじめたくて。
入院先でのリハビリも3週間かかるってところを
がんばって1週間でできるようにしたの」
「○○さん、すごいね、よくがんばったね。
えらいよ~、私には絶対無理。」とお話しすると、
「だって早く帰りたかったんだもの~。
この次検診に行くとき先生に診てもらってどこまで動いてもいいか聞いて、
OK出れば主人にレッスン連れて行ってもらうから」って。
まだコルセットガンガンついてるのに。
大丈夫、私どこにも行かないから。
お望みならおうちまでレッスンに行くから。
今はしっかり治して、そしてずっとずっと楽しんでレッスンできるように
体調戻そうね。
朝からうれしくなってしまった。
気になってたんだよね。
よかったよかった♪
狭いレッスン室に6名の生徒さんと講師が3名。
身動きできない!
もちろん作品展制作です。
壁掛あり床置きの特大ポットありブーケあり。
中で制作している生徒さんが、
「最近フェイスブックが更新されていなくてつまらない」と。
ごめんなさ~いっ!
このレッスンがすんだらこの後必ずね。
他でも皆さんフェイスブック見ていてくださるお声をお聞きして、
ありがたく思っています。
他のお教室のレッスンも気になりますよね。
私としても取材したいのですが・・・。
例えば「制作に向けて花材を真剣に選んでいる姿」とかいいなあと。
しかし、その瞬間はというと、
真剣に花材をえらんでいる生徒さんの横で私もアドバイスしているので、
なかなか写真になりません。
他の先生たちも忙しくて、
「だれか~」って言っても誰も振り向いてくれないあわただしい瞬間です(笑)。
撮った写真は全部花材選びが終わって一段落して、
ワイヤリングが始まってからのもの。
制作もあと5日ほどになってきました。
撮影も頑張ります。
このあと作品集もありますからね。
ここ5年くらいの情報を整理しています。
それだけでもすごい量。
発信する側になってわかったことは
情報の一つ一つには意味も個性もないこと。
無限に点在する情報の何と何を選び取ってつなげるか、
そのつなげ方に個性が出るのだと。
そこから描かれる輪郭に初めて「世界」ができ、
選ぶ人や時が変われば、元の情報は同じでも「世界」が変わる。
以前の私は単なる情報の受け手だったので
それがわからなかったし、「正解な世界」があると思っていました。
意味があるのはつなげてできた輪郭だとわかってからは、
他人の話を「参考までに」聴くという姿勢を保てるようになったのです。
熱くなりすぎず冷たく扉を閉ざすこともなく、
程よい位置を探るという。
さて、お客様にご提供する情報・・・
「これが正解」とやりたくない私は
「参考までに」の情報をたくさん用意します。
素材はもちろん、指導するスタッフの引き出しや
素材の持つ背景まで。
そこから一つひとつ選び取って、
その人なりの輪郭が生まれてくるのが何より楽しい。
今年も、それぞれの輪郭を重ね合わせた「生徒作品展」が
もうすぐです・・・。
「カラコレス通信坂本メッセージ 2011.11.01号」
中沢先生が日にちを間違えてやってくる。
「今日カルチャーですよね?」
来週の木曜日です。
こらぁ、こっちが焦るじゃない。
ちょうどよかったので、次回のアンティーク・クラフトの
打ち合わせをさせてもらう。
だんだん作品展の日にちが近づいてきて、
お仕事も多くなりスタッフも混乱している模様。
作品展制作もまだまだ途中・・・。
まだひと山もふた山もあります。
私があまりに仕事の話しかしないので
経営者の知り合いに「あなた本当に仕事好きなんだねぇ」と
半ばあきれながら、憐れまれながら言われる。
経営者はみんなそうなんだと思っていたので、
そうでない人もいるのかとこちらのほうがびっくり。
だって仕事以上に創造的なことって
他にあるのかって思う。
忍耐も試練も挑戦も好奇心も・・・
どれもが次の創造につながっていて、
それを仕事といえばいえるし、遊びといえばそうとも言える。
仕事は遊びでもある。
「あなた本当に遊ぶの好きなんだねえ」と言われているのと同じなのだから、
「好き」って答えるのにきまってる。
昨日も一日スタッフやお客様と一緒に
よく遊んだ~♪
昨日はずっと千曲教室。
体験の方々がたくさんいらして、
同時進行で進む生徒さんの作品展制作の風景に
圧倒されていました。
そして速攻で夕方教室をあとにして本部教室に戻ると
10分後、タッチの差で今度は夜のレッスンの生徒さん。
そこでも素敵な作品を作って
完成したころ今度はべつの生徒さんが打ち合わせに。
こちらもシンプルだけれどおしゃれな作品になりそう・・・。
そして朝から本部教室の土曜クラスは定員オーバー。
それも大型制作が目白押し。
永田先生と橋爪先生もそして私も、
「はい、ちょっと待ってね♪」を連発。
本日お誕生日を迎える人がお客様と永田先生と2人いることが
判明して、ケーキを買いに走る♪
お昼にみんなで「ハッピーバースデー」をして
プチパーティー。
午後はまたまた新たなメンバーが加わり、
今最高潮です。
ふ~っ、すごいクリエイティブな空間です。
これから千曲教室です。
私は本部教室から行くので、
というか、私は本部教室に住んでいるので、
資材に不備があったとき連絡が来たりします。
さて、今日は大丈夫そうなので(笑)、
そろそろ出発します♪
作品展制作が大勢の本日も、
にぎやかなレッスンになりそうです。
体験レッスンも5名いました。
またレッスンの様子はFacebookで紹介しますね。
昨年同様日曜日のレッスンを増設しました。
レースを使ったクリスマスリースの大小。
それからフレームアレンジ。
以上3点中からお好きな作品を
お選びいただけます。
また見本の撮影が終わりましたら
お知らせしますね。
気になる方は早めのお申し込みを・・・。
お掃除や裏方の仕事だけに限って入っているスタッフがいる。
ちがう採用ルートで入ってきたので、
決して表舞台に立つことはなく、
それでももうかれこれ8年くらいその仕事を続けている。
つまり彼女は8年間カラコレスの教室を片付け、
日常の作品群を目にし、
秋になれば生徒作品展に向けての大作を見守ってきた。
毎年作品の下に張り出されるひとり一人のコメントを入力し、
いつもの緑色の画用紙に貼り裏に両面テープをセットしてくれるのも彼女の仕事。
生徒さんに会うことはなくても
何時もカラコレスの作品に寄り添ってきた。
その彼女が先日のお掃除のとき、
2階のレッスン室から駆け下りてきた。
「先生、今年の作品すごいです!
私8年間見てきましたが、いま鳥肌がたっています!」
そういう手には、お掃除雑巾が・・・。
彼女を圧倒した教室には、ここのところ連日完成して運ばれてくる
生徒さんたちの大型作品のものすごいエネルギーがこもっている。
「想い」が渦巻いているのが見えるくらい。
そして、そのエネルギーを解放させるのが「生徒作品展」。
鳥肌が立つってエネルギーに直接触れたときに
起きるんじゃないかな?
そんな、彼女を「鳥肌が立つくらい」感動させた今年の作品群を
ぜひ間近でご覧いただけたらと思います。
どんなに上手に撮った写真でも
伝えることのできない「何か」がきっと伝わるはず・・・。
第15回 カラコレス生徒作品展
11月17日(木)~30日(水)
ながの東急本館5階連絡通路および別館シェルシェ4階オフギャラリーにて
皆様のお越しをお待ちしています。