




「ねえ、ブリってどこに売ってる?」と大学生の長女から。
「ブリの照り焼き作ろうと思うんだけど、この辺で見かけない。」・・・ほう。
この間はごぼうのきんぴらを作ってた。
・・・なんか家庭的。
「ママとは違うのよ(笑)」うん、確かに。
それを聞いた実家の母が、
「○○も女の子だねえ、いろいろ作ってえらいえらい」
私もブリの照り焼き作るっ!!!
長女が電話での会話の端にお友達との悩みを
こぼしたので、聞いてあげる。
相手と自分の境界線が引かれていないせいで
混乱している気がしたので、
「まず、どこまでがお友達の問題で、
どこからが自分の問題か分けて考えるといいよ。
お友達の問題は、その子自身のことだからどうすることもできない。
どうこうできるのは自分の問題だけ。
自分の問題がわかったらそれを
『がんばれば解決できそうなこと』と
『がんばってもどうにもできないこと』に分ける。
がんばってもどうにでもできないことは放っておくしかないでしょ。
「がんばれば解決できそうなこと」がわかったら、
今度はそれをどの順番で頑張るのか優先順位をつける。
1番からあとを順番にやっていくんだけど、
それぞれ、それをするには具体的にどうしたらいいかを考えて、
あとは実行。
ついでにやったかどうかのチェックリストもつけると
落ちがないね。」
と、ここまで言ったら、
「ママ、聞いていたらなんだか苦しくなってきた・・・」。
大変だ~、方向間違えたか・・・。
「わかった、いまの無しね♪。
そうだなあ・・・うんうん、そういうときもあるよね♪
わかるわかる。」
「もういいよ、おやすみ」
・・・こうして子は親があてにならないことを学んでいくんだなぁ・・・
大学一年の長女が月1回発行している。
手描きの文字でイラストが入っていて、
大学の授業のこと、友だちのこと、
気に入った本のことや
ひとり暮らしのことがA4一枚につづられている。
マスキングテープもつかったりして
ちょっとかわいい。
両親である私たちと祖父母のところにも
送られているらしい。
どうやら彼女も情報を発信する人のようだわ・・・。
父が実家から秋の野菜をたくさん届けてくれたので
スタッフにおすそ分けしたり、
早速お料理に使ったり。
柔らかい白菜やニラやニンニクで餃子。
(しかも母がお友達から餃子の皮をタイミングよくもらってきた)
肉厚のチンゲン菜はエリンギと一緒に炒めてあんかけに
(キノコは父のテリトリーではない)
大根もやわらかくて甘くておいしい。
一年中お米と野菜をほとんど買わなくてすむのは
父のおかげ。
親戚中にも張り切って配っている模様。
「柿を300くらいむいて干した。
あと500くらいなってる」とか。
干し柿つくりは実は父の隠れた趣味なのだ。
それでも800個とか、そんなことですんだのは、
ほかの6本の柿の木が不作だったため。
「畑にいたらカラスがクルミを地面に落として割っていた」
俳句が趣味であちこちの会を掛け持ちで参加している父には
農作業の合間のこんな一コマも俳句の素材になるにちがいない。
ほぼ物々交換で成り立っている豊かな生活。
おすそ分けを大事にありがたく分けてもらいながら、
同時に「これがいつまでできるのかな」といつも考える。
期限のある幸せであることを十分実感している。
大学生の長女と電話で話したら
「今、課題で自画像描いてる」んだそうな。
「内面が出るような感じに描かないといけないんだって」
私「難しいね、メドゥーサみたいに髪の毛を蛇とかにしちゃったら?
蛇はかわいそうだからイモムシとか」
長女「それ私の自画像じゃないじゃない。
勝手に坂本裕美の自画像にしちゃわないでよ」
いやいや、たとえで言っただけだから・・・(笑)
息子のバレー部の試合でデビュー!
最新のカメラなので「お取扱いマニュアル」も
ていねいに内蔵されてる♪
試合終了後、「みんな集まって~」と
集合写真を撮る段になって、そういえばと
マニュアルをチェック。
最新なので最新の「集合写真の撮り方のポイント」が
内蔵されてるに違いないと。
そこに現れた文字は・・・
『とにかくたくさん撮りましょう~』
・・・・・
いつの時代も基本はアナログなのか、と
最新のカメラを手に、悟った友人でした♪
お花関連の仕事のフェアに行った折、
おしゃれな花の種を見つけたので友人に買ってきた。
友人「かわいい♪ この種いつまで大丈夫かなあ?」
(確か2千年前のハスの実が芽を出したって記憶があるから)
私「あと2000年は大丈夫だと思うよ。今からなら4011年までだね。」
友人「生きてないし・・・」 すぐ蒔くことにしたらしい(笑)
中一の長男が「靴がきつい」というので
一緒にスニーカーを見に行く。
息子は靴屋さんに行くのが嫌いだ。
あれこれ見て歩くのが面倒なのだ。
背も低くてコンパクトな彼はまだまだ足も小さくて
レディースでないとはける靴が見つからないくらい。
ようやく一足何とかはけるのを見つけた。
レジに行こうとすると、
「もう一足買ってほしいんだけど」と。
みると白と黒のチェックのちょっとかわいいスニーカー。
「普段用に」
両方買った帰りの車の中でいつになくご機嫌な彼。
「今まで靴なんてどうだっていいと思ってたんだけど、
今日初めてお姉ちゃんが時間かけて選ぶ気持ちがわかったよ。
これはいてどこ行こうとか想像するとわくわくする。
今まで適当に選んでずいぶん損してきた気がする。」
・・・何ですか、君は急に大人になったわけね(笑)
女の子の時とはまた違う脱皮の仕方に、
日々面白がっている母・・・
法事のため佐久の家に来ていた長女が、
学校を一日休んで昨日までいた。
たった一日帰るのが延びるだけなのに
わざわざ長野まで一緒に戻って昨日大学へ戻っていた。
「和紙で蜂の巣を作りたいんだけど、
この辺りに和紙扱っているところあるかなあ?」
彼女は美術の学校なので妙なものを作るのだ。
そして私も和紙などあつかっている妙な人なので、
教室の和紙を少し分けてあげた。
お昼に夫の実家の函館から届いたイカを
イカ刺しの大好きな長女のためにお刺身にし、
ついでに文化祭の代休でお休みの長男にも食べさせる。
その間に仕事も少々して細切れの月曜日。
夕方長女を駅に送って行って、
先週から続いた親戚関連のイベントが一区切りという感じ。
大勢集まっていた家族が少しずつ減っていくって
こんなに寂しかったかな?
以前はそんなこと思わなかったけどね。
100歳で亡くなった祖母の3回忌。
いとこの家族まで集まったのは33人。
上は81歳から下は2歳まで。
ことあるごとにぱっと集まるフットワークの良い
親戚たちだ。
法事の後、母の兄弟たちはそのまま旅行。
段取りを取るのは父で秋の信州、安曇野を楽しむ旅だとか。
3回忌の次は7回忌だと知ると
中一の長男がさみしがり、
「来年4回忌をやろうよ~」と(笑)。
年取るごとにこういった結びつきが貴重に感じられる。
気に掛ける人たちがいるのは幸いなことと感謝。