




『坂本家から5分』
樋口先生が引っ越した先。
土曜日のレッスン時には、はあはあ息を切らして
自転車で登場。
大変そうだったのでとっておきの近道を
教えてあげた。(ちょっと狭いけど)
それなのに素直じゃない(笑)樋口先生は、
5ヶ月も私が言うのを本気にしないで
どうも何倍も遠回りをしていたらしい。
先日すごく驚いたように
「ほんとに5分かからないくらいでした!!」って。
だから言ってるのに~!
一枚はつやつやの布の端にシルバーのラメが振ってあり、
もう一枚はネット状の布の端にスパンコールのようなラメ、
さらにもう一枚は布ごとラメ入りの染料を掛けさらに端には小さな茶色のツブツブ。
これ何を言っているかというと、全部
アーティフィシャルなリーフ。
しかも一種類のぶどうの房についてきた3枚のリーフが
同じ色彩でここまでていねいに質感を変えてきている。
今まではシンプルな素材を組み合わせ
いかに奥行きを出すかに労力を使ってきたけれど、
素材自体がここまで凝って来ると
足し算のデザインでは成り立たない。
大事なのは引き算のほう。
何をどう引くか・・・。
マネージャーの永田先生が無事2番目の女の子を出産♪
「大きな女の子~」という喜びのメールが届いた。
元気なお母さんだ!
永田先生がはじめてスクールにやってきたのは
まだ20代で、教える私も30代。
気が付けば?こちらは来年50才だから、
ずいぶん長いこと一緒に歩んで
同じ時間を共有してきたなあ・・・。
その時々で仕事をがんばれる時期にいるスタッフと、
子育てや介護や諸々の事情があって
エンジン全開になれないスタッフとが
組み木細工のように集まって出来ている女性たちの組織。
永田先生も優しく強い母になって
次に復帰するレッスンでは一層腕に磨きが掛かりそう。
早くも「ばあや」のように赤ちゃんを抱っこするの
楽しみにしている私・・・。
イメージすることで人の行動ってどれくらい変えられるのかな?
目の前の課題を1つずつ解決する事も大事だけれど、
その形だと根本的な状況を解決できないまま。
根本的な状況というのは、生存本能から出た
「ここに居たい」という欲求。
ありたい姿をイメージしてギャップを埋めようとすると
それがそのまま課題の解決になる・・・はず。
実験もたくさんして来た気がするけど、まだまだ。
全体を見なさいってことかな・・・
最近私の周りで起こっていることは。
メモなくしちゃったのも(まだ言ってる・・・笑)
何もかも。
全体だから境界がないし、
究極の公私混同。
仕事も家事も育児(とは言わないか、子育て?)の
何もかもをひっくるめて全部。
こういう時は自分の置かれている役割から見渡すのが
いいのかな?
仕事のほかに母で妻で娘で姉で・・・という。
なんだか変だ。
少し前に「やらないといけない事リスト」、
いわゆるto do listをかなりきっちり作った挙句に、
出張先のホテルのゴミ箱に誤って捨ててきてしまったのだが、
それからなんだか変・・・。
思い出せない・・・。
書いたことではなくて、
「○○のために○○をしなければならない」と思っていた自分のことを。
仕事を始めてからはずっとこの
「・・・・しなければならない」を基準にしてきた。
ますますバカになっちゃったんだろうか???
仕方がない、
しばらく「なんだか変な自分」のままでいることにする。
春から始まる次のフェイクスイーツの半年コース。
担当の樋口先生が腕によりをかけて制作した
新バージョンが続々・・・。
かわいいベリータルトやイチゴのホールケーキ
クッキーやキャンディーのアソート。
夢があって、見ているだけで幸せな気分♪
もうしばらくしたら画像入りでご紹介できますので、
お楽しみに!
to do listを整理してメモ帳にまとめた。
相当な数あったはず。
ところがそのメモ帳を出張先のホテルで
ゴミと一緒に捨ててしまった・・・らしい。
青くなって探す、が見つからない。
ホテルに電話、するも見つからない。
どうしよう~
書いてあったことを思い出そうとするけれど、
何一つ思い出せない。
記憶力の無さにも呆然。
そのうちにあることに気が付く。
何も困っていない。
あそこに書いたことはなんだったんでしょ、
幻想?できたらいいなという・・・。
それとも○○しなければならないという思い込み?
捨てたら急に自由になった。
(本当に捨ててよかったのか、まだわからないけど。)
仕事で同業の先生と立ち話をする機会があった。
その先生は自然観察が高じてドライの木の実の採取をはじめ
アレンジを教えるようになったのだとか。
カントリーではない洗練されたデザインが素敵。
自然観察の中で培った楽しい知識を伝えたいのに
なかなか皆さんのご要望は「目の前のアレンジをする」こと止まりで、
と残念そう。
私も仕事をはじめたきっかけが「カラ松林の中に1年間暮らしたこと」だったので、
この楽しさは共感できます。
ドライの素材は自然のものなので、
その背景には膨大な情報量があって、
歴史から環境から自然科学、進化・・・森羅万象。
落ちてる木の実を生んだ大木が
大昔の原生林の末裔で、石炭は実はこの種の木々が地面に埋まって
できたもの・・・なんてロマンがあるではないですか。
素材ひとつとっても、奥深いしそれぞれの物語を持っている。
それを追いかけるのは楽しい作業だが、
かなりマニアックでもある。
つまりまったく自分の趣味の世界。
それとアレンジはやはり別なのだと思う。
そうお伝えすると、「まあ、あなたは大人なのね^^」
いえいえ子供ですから(笑)。
メルマガでは少し前まで「素材」をテーマのコーナーがあり
さわりだけでもその素材のさまざまな顔を紹介していました。
お客様のご満足も追求しながら、
こっそり自分の趣味も追及していたわけ(やっぱり大人気ない?)
とりあえずやっておくの精神で、
手をつけておく。
きちんととか、しっかりとか、完璧にとか
程遠い。
目的が続ける事なので
そんな短期集中のような事ができない。