




スタッフとそんな話になった。
「私そとで十分話しているから、もう美容院で話したくないんだよね。」と彼女。
おしゃべりでコロコロよく笑い福の神のような雰囲気の(誰かわかるよね)
彼女でさえそうなんだ。
わかるわかる。
私もそう。
行きつけでもう30年も通っていて、
店長が独立する前からのお客さんで、開店した年も私と同じで
つい仕事の話で盛り上がる時はあるけれど、
一般的な話を振られたときは苦痛になるときもある。
・・・何たる頑固者(笑)。
これって、聞くと以外にも共感してくれる人の多い七不思議だ。
気を付けないといけないなあって思う。
「お客さまはこうしてほしいはず」という思い込みが
どの業界にもあるんだろうな。
だからと言って
「今日、ひとり静かに作りたい人手を挙げてください」って聞くのも変だしね。
そのへんのさじ加減ってむずかしい。
ながの東急カルチャーで1年半ほどレッスンした方から
「カラコレスで資格を取りたい」とお電話をいただく。
お勤めの会社を早期退社して
自分磨きをしたいと悩んだ末にお電話を下さった。
本日本部教室で説明がてら作品を作っていただく。
ちょうど今日の本部教室は、
資格取得コースがもうすぐ終わりそうな方や、
ウェディングブーケをつくっている方、
すでに研究コース生で、来月は請われて出張レッスンをするため
相談に来ていた方などなど多彩な顔ぶれ。
色々な方のお話を伺って、その方も決心を固めた様子。
すごい勢いで予約を入れて、
今月末からレッスンに入る模様。
気迫が伝わってくるなあ・・・。
永田先生が通い始めたころを思い出した。
いつ見ても本部教室にいてレッスンしていたものね(笑)。
がんばって!
カメラマンの和田さんのところで撮影。
撮影30分、雑談1時間半(笑)。
最近和田さんがライフワークとして撮影しているのが
信州の山寺の秘仏。
熱く語る仏像の話が面白くて、
しかもやっぱりカメラマンの目線があってさすが。
話していて盛り上がったのが、
「仏像の修復」について。
あるお寺さんで仏像の後輪や台座を修復(洗うというのだとか)したところ、
建立当時のピッカピカになってしまったのだとか。
あまりにきれいになってしまって、
ご本尊との調和が取れなくなってしまって、
悩んだ挙句そのあとご本尊を洗うのはやめたのだそう。
建立当時はどれもピカピカしていたのだろうけれど、
数百年という年輪が加わって、
汚れがつき、金箔がはがれ、今のどっしりした姿になった。
どちらを取るか。
修復する方もなやましいのだそう。
経年変化を劣化と取るか美化と取るか・・・。
自分のことなら迷わず「アンチエイジング!」といえるけれど、
相手が仏像ではね。
実質の制作期間があと一週間。
来週17日には第15回生徒作品展、はじまります。
本日もスタッフは完成作品を丁ねいに梱包するため集合です。
どれも素敵です。
さて、搬入の段取りは大丈夫かな?
皆さんコメント出してもらえたかしら?
会場レイアウトも全作品が出来あがらないと
手を付けられないの。
ここからあとは私たちスタッフのバタバタが続きます。
この秋、さかのぼってスクールの情報を整理している。
そして「整理が創造の源泉」であることを実感している。
周期的にひきこもり気分になる時期が来るが、きっかけはいつも、
物を捨てたくなる「捨てたい病」発症(笑)から。
最初は不要な物を捨てはじめ、いずれ自分を取り巻く状況や人との付き合い
自分がどうしたいか・・・なんていう、より答えを出しにくい事柄へと
「整理」の対象が移っていくのが常。
今年も6月下旬にいきなり始まって今に至っている。
今年のひきこもりは半年かかるような気がしていた。
その半年の間に50歳になって、なんだか物の見え方が変わってしまった。
半年間、とにかく現場に埋没したくて(笑)、
右も左も上を見ても下を見ても仕事に囲まれている状況に身を置きたかった。
で、振り返るとやっぱり整理していたんだな。
整理って、隠れていたものが見えるようになることで、
隠れていたものが見えるようになると、つながりが見えてきて、
つながりが見えてくると、今度は今ないところにつながりは作れないかとも思う。
創造以外の何物でもないなあ、とね。
ずいぶん大変な手術をなさる年配のお客様で、
入院も長く半年はリハビリで動けないからお休みします、と
ご連絡をいただいていた方。
カラコレスのレッスンをそれはそれは楽しみにして下さり、
「治ったら絶対にレッスンに来るから、先生待っててね」と。
まずお声が元気そうで、どなたかわからなかったくらい。
「先生、私やっと帰ってきたのよ」と
良かった~。
聞けば本当に大変な手術で、私の受話器を持つ手の力が
抜けてしまうくらい。
「私がんばったのよ、早くレッスンはじめたくて。
入院先でのリハビリも3週間かかるってところを
がんばって1週間でできるようにしたの」
「○○さん、すごいね、よくがんばったね。
えらいよ~、私には絶対無理。」とお話しすると、
「だって早く帰りたかったんだもの~。
この次検診に行くとき先生に診てもらってどこまで動いてもいいか聞いて、
OK出れば主人にレッスン連れて行ってもらうから」って。
まだコルセットガンガンついてるのに。
大丈夫、私どこにも行かないから。
お望みならおうちまでレッスンに行くから。
今はしっかり治して、そしてずっとずっと楽しんでレッスンできるように
体調戻そうね。
朝からうれしくなってしまった。
気になってたんだよね。
よかったよかった♪
狭いレッスン室に6名の生徒さんと講師が3名。
身動きできない!
もちろん作品展制作です。
壁掛あり床置きの特大ポットありブーケあり。
中で制作している生徒さんが、
「最近フェイスブックが更新されていなくてつまらない」と。
ごめんなさ~いっ!
このレッスンがすんだらこの後必ずね。
他でも皆さんフェイスブック見ていてくださるお声をお聞きして、
ありがたく思っています。
他のお教室のレッスンも気になりますよね。
私としても取材したいのですが・・・。
例えば「制作に向けて花材を真剣に選んでいる姿」とかいいなあと。
しかし、その瞬間はというと、
真剣に花材をえらんでいる生徒さんの横で私もアドバイスしているので、
なかなか写真になりません。
他の先生たちも忙しくて、
「だれか~」って言っても誰も振り向いてくれないあわただしい瞬間です(笑)。
撮った写真は全部花材選びが終わって一段落して、
ワイヤリングが始まってからのもの。
制作もあと5日ほどになってきました。
撮影も頑張ります。
このあと作品集もありますからね。
ここ5年くらいの情報を整理しています。
それだけでもすごい量。
発信する側になってわかったことは
情報の一つ一つには意味も個性もないこと。
無限に点在する情報の何と何を選び取ってつなげるか、
そのつなげ方に個性が出るのだと。
そこから描かれる輪郭に初めて「世界」ができ、
選ぶ人や時が変われば、元の情報は同じでも「世界」が変わる。
以前の私は単なる情報の受け手だったので
それがわからなかったし、「正解な世界」があると思っていました。
意味があるのはつなげてできた輪郭だとわかってからは、
他人の話を「参考までに」聴くという姿勢を保てるようになったのです。
熱くなりすぎず冷たく扉を閉ざすこともなく、
程よい位置を探るという。
さて、お客様にご提供する情報・・・
「これが正解」とやりたくない私は
「参考までに」の情報をたくさん用意します。
素材はもちろん、指導するスタッフの引き出しや
素材の持つ背景まで。
そこから一つひとつ選び取って、
その人なりの輪郭が生まれてくるのが何より楽しい。
今年も、それぞれの輪郭を重ね合わせた「生徒作品展」が
もうすぐです・・・。
「カラコレス通信坂本メッセージ 2011.11.01号」
「ねえ、ブリってどこに売ってる?」と大学生の長女から。
「ブリの照り焼き作ろうと思うんだけど、この辺で見かけない。」・・・ほう。
この間はごぼうのきんぴらを作ってた。
・・・なんか家庭的。
「ママとは違うのよ(笑)」うん、確かに。
それを聞いた実家の母が、
「○○も女の子だねえ、いろいろ作ってえらいえらい」
私もブリの照り焼き作るっ!!!
中沢先生が日にちを間違えてやってくる。
「今日カルチャーですよね?」
来週の木曜日です。
こらぁ、こっちが焦るじゃない。
ちょうどよかったので、次回のアンティーク・クラフトの
打ち合わせをさせてもらう。
だんだん作品展の日にちが近づいてきて、
お仕事も多くなりスタッフも混乱している模様。
作品展制作もまだまだ途中・・・。
まだひと山もふた山もあります。


